狗が三十五匹 ページ37
数日後────病院にて。
わんこがペラリと報告書の一枚をめくる。僕はそれを横目にグミを食べる。んん〜、やっぱり仕事終わりのグミは一味違うね！
最っ高に美味しいよ！ 最っ高に！
「……んで？ お前は周りの奴に何も言わずにただただ単独で行動してヒーロー殺しを捕獲した、と」
「おお！ わんこにしてはよく分かってるじゃーん。褒めてあげよう！！」
僕がそう言ってわんこの頭に触れようとするとペシっとその手を弾く。……うっわあ、またイライラしてるよいつか倒れるんじゃないの？ イライラしすぎで。
あ、でもそれもまた一興だね。てか面白そう。
「あのなぁ……いっっつも言ってるだろうがこのクソお菓子野郎さんがよォ？」
ピキ……と、わんこはこめかみをヒクヒクさせて、書類をぐしゃりと握りしめる。
うげ、これあれだ。説教タイムだ最悪だ。グミ没収免れないやつじゃん。
「単独で行動せずに俺も一緒だって言ってんだろうがこの迷惑野郎！ で？ 挙句の果てに一緒にいた護衛対象の生徒が怪我しましただあ？ ふざけてんのかてめぇちょっと表出ろや！」
耳がキーンってなる程に叫ぶわんこは明らか僕よりも迷惑してるよ。主に病院の人に。
僕はへらりと笑う。
「表出たら純粋な子供達の教育に悪いよわんこー。それにさぁ……そろそろ、彼等来ると思うから静かにするか静かにするか静かにするか、それともどっかに行くとかしてよね」
そう、だんだん気配がこっちに近づいてる。え、誰かって？ そりゃあ……。
「────A、今入っても大丈夫か？」
コンコン、と病室の扉を開けて入って来たのはショート君達。その表情はみんな真剣で、恐らくなぜ僕があの場所にいたのかとかを訊きに来たんだと思う。
僕は何も気付かないふりをして挨拶をした。
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クロりんご(プロフ) - みなみさん» うわぁぁぁ！ごめんなさいすっごい誤字ってましたごめんなさい！ 今すぐに直させていただきます！ (2018年6月25日 16時) (
レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 間違っていたらすみません (2018年6月25日 9時) (レス) id: c727fd24e4 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 狗が十一匹のオールマイトの個性はワンオーフォールじゃなくてワンフォーオールですよ。頑張ってくださいね。この作品、大好きです (2018年6月25日 8時) (レス) id: c727fd24e4 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - はらさん» ごめんなさい外し忘れてました！今すぐ外させていただきます！ (2018年5月8日 20時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月8日 20時) (レス) id: d9754f68d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロりんご
| 作成日時：2018年5月8日 20時
