情報屋【男主】

※情報が八つ 微ピンク表現あり ページ9

『____潤一郎君達を探偵社に送ったし、僕はもう帰ろうかな。

じゃあね、治君。虎君が目を覚ましたら連絡でもくれないかな？

僕あの子と話がしたいから」





僕はさっきの雰囲気を壊す様に治君に笑顔で問う
でもどこか治君は不機嫌そうな表情のまま、僕をじっと見ていた




『治君？ どうかした______』





ずっと黙っていた治君を心配し、僕は顔を覗き込む様な形で治君を見た
そしたら治君が急に動き出し、僕の腰をグイッと引き寄せて顔を近づけさせる
僕は反射的にギュッと目を瞑る。そして次の瞬間、僕の唇に柔らかいものが触れた



驚いて目を開けると僕の真近くに治君の顔がありそして治君の唇が僕の唇に触れていた




［治君にキスをされている］




そう分かったのは早くて、僕は治君を引き離そうとする
だけどガッシリと腰を引き寄せられていて上手く引き離せない
そろそろ呼吸をしなければ僕がもたない
僕は酸素を取り入れる為にほんの少しだけ口を開く




『んぅ！？』




するとそれを待っていたかの様にぬるっとしたものが僕の口内に侵入してきた




『んっ、ぅ、ふ……』




ぬるっとしたものが僕の舌を逃がさないと云う様に絡ませてくる
静かな場所だからか、キスをしている時の水音が響いていて僕は顔が赤くなるのが分かった
しばらくそれをされて、僕は酸素が足りなくなりそうで治君の胸板を叩く




治君は満足そうな表情で僕から唇を離す
僕と治君の間に銀色の細い糸の様なものが垂れる
僕は呼吸を整え、治君を睨む様に見る






『急に、何するの……？』





「いや、ついAさんが可愛くて……。

あ、もしかして照れてます？ 可愛い〜」




治君が油断した隙に僕は治君を優しく突き飛ばし、距離を取った





『べ、別に照れてないから！

…… じゃあもう僕は帰るから』





そう云って僕は逃げる様に探偵社を去っていった
最近の若い子って怖い……






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極秘情報其の二:太宰・森よりも歳上である様子
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情報が九つ→←情報が六つ

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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あずきいろ

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