情報が三十九 ページ40
「……ん……」
耳元にあるくすぐったい感覚で僕は目を開ける
そして目の前にはまだ眠っているフェーヂャ
僕はまじまじとフェーヂャの顔を見つめる
目の下に隈はあるものの、それでも綺麗な顔つきをしていて首元にかかっている黒髪がとても綺麗で見惚れてしまう
少し、ほんの少しの出来心で僕は彼の髪にスルリと触れる
嗚呼、綺麗だなぁ……そんな事を思いながら僕は微笑む
「…………そんなに私の顔と髪をまじまじと見つめてどうかしましたかA」
パチっと効果音でも付きそうなくらいの感じでフェーヂャは目を開ける
「うわぁ!! ……お、起きてたの。フェーヂャ」
僕はビックリして思わずフェーヂャの髪から手を離す
もしかして、起きてたのかな?
じゃあ僕がフェーヂャの髪に触れた事も?
どうしよう、フェーヂャは嫌だったかな?
僕の頭の中に不安が広がっていく
嫌だ。嫌われたくない。[たった一人]のお友達に、フェーヂャに否定されたくない
不安で手が震える
そんな僕と対象的にフェーヂャは微笑み、僕の手を壊れ物でも扱うように優しく握り、こう云った
「ええ、最初から。
Aが私の髪に触れていると思うと嬉しくて……」
「そ、そうなんだ……。
てっきり嫌なのかと思っちゃったや」
ホッと胸をなでおろす
今の僕は例えどんな事があってもフェーヂャにだけは嫌われたくない
僕の存在を、異端な存在な僕を否定しなかったフェーヂャだけには
そんな考えに気付いたのか、フェーヂャは僕の頭を優しく撫でてこう云った
「大丈夫ですよ。私が貴方の事を嫌うなど、否定するなど絶対にありえません。
……貴方が思っている以上に、私は貴方を愛しているのですから」
[愛している]。フェーヂャに云われたその言葉に僕は自分の頬が熱くなるのが分かる
弟子である林太郎君や諭吉君、ましてや治君達ならきっと僕をこんな風にはできなかっただろう
君だけ、フェーヂャだけだ。僕の心をこんなにも掻き乱してくるのは……
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
287人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なな - あの、『』のほうが見やすいです (2022年6月12日 15時) (レス) @page29 id: 29f99e4ba9 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - アラバさん» こんばんわ!コメントありがとうございます!そうなんですね、お稲荷さんいいですよね分かります! (2018年9月9日 20時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
アラバ - こんばんは!いきなりですが俺の好物はささみとお稲荷さん+グレープフルーツです!あとつくね!、、結局俺何が言いたかったのだろうか分からないけどとりあえずコメントがしたかったんです。 (2018年9月9日 19時) (レス) id: 4ec909e8f6 (このIDを非表示/違反報告)
クロりんご(プロフ) - クリパーランプさん» 大丈夫ですよー (2018年4月17日 0時) (レス) id: 738c9471c2 (このIDを非表示/違反報告)
クリパーランプ - リクエストって大丈夫ですかね?(´・ω・`)? (2018年4月17日 0時) (レス) id: 12fca75d2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クロりんご | 作成日時:2018年1月28日 20時