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すりー。 ページ7

圭人さいど。

診察が終わった瞬間、知念が俺に抱きついてきた

「よしよし、えらかったね」

俺に甘えてくる知念が可愛くて、ちょっとした優越感を感じる笑

侑「ひっく…おぇって、やだったのっ…泣」

「うんうん、嫌なの頑張ったね〜」

別にいのちゃんは知念をいじめた訳ではなくて、口の中診るために必要最低限の時間で出来る方法を選んだたけなんだけどね

ちょっとビックリさせすぎちゃったかな

暫く背中をトントンして、落ち着いてきたところで、もう一度ベッドに寝かせる

「…ちぃちゃん?おてて離せる?」

知念を置いて起き上がろうとしたら、抱きついたまま離れなかった笑

次、採血したいのになぁ

せめて腕だけでも…

と思い、頑張って背中に手を回していると、準備と称して知念が落ち着くまで席を外してくれていた大ちゃん達が戻ってきた

大「圭人めっちゃなつかれてるじゃん笑。もう一緒に寝ちゃったら?」

なるほど…そうしよう

俺もベッドに上がると、知念がもっと抱きついてきて何か収まった笑

伊「そのままでいいからね、腕だけちょーだい」

いのちゃんが知念の片腕を引っぱって、大ちゃんがその腕をベッドに押さえつけるような形で固定する

侑「ん…」

大「ごめんな〜、一瞬だけちっくん頑張ろっか」

侑「ふぇっ…やだぁ」

注射とわかった途端に、手足をばたつかせる知念

「やだね〜、痛いの一瞬だけだから頑張ろうね」

伊「はい、いくよ〜」

動かないようにぎゅっと抱きしめる力を強めると、いのちゃんはすぐに針を刺した

侑「っ…ぎゃぁぁー!泣」

刺さった瞬間、一瞬痛みに体が震え、悲鳴にも近い声で泣き叫ぶ知念

注射はほんとに苦手だからね…笑

すごい力で暴れてくるけど、抱きしめる力で抑えつける

足も自分の足で挟んで、せめて動いてやり直しだけは避けてあげたい

大「知念?手の力抜ける?」

侑「やぁっ、たいっ!泣」

大ちゃんの声に、ちらっと腕を見ると、手をグーにしたままで採血があまり進んでいない

しかも、これだけ力入ってたら痛いだろうな…

「ちぃちゃん、お口開けてはぁーって出来る?」

侑「んー、やっ…もうおわりっ泣」

大「大丈夫、大丈夫。たくさん息吐くだけ。一緒にしよう。せーの、ハァー…」

大ちゃんに合わせて、俺も一緒にやった

侑「んっ、ひっく…や…たいのっ泣」

伊「いいよ、採れなかったら手首からいれる」

俺と大ちゃんが必死になっていたら、突然そんなことを言ういのちゃん

知念の体がビクッと跳ねた

終わり←つー。



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nene - 更新待ってます! (2019年7月23日 22時) (レス) id: 04ce8b8aba (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - もう更新していただくことはないでしょうか? (2019年1月8日 7時) (レス) id: b95e20b84f (このIDを非表示/違反報告)
ゆ め あ(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみに待ってます! (2018年9月15日 23時) (レス) id: 42ea1e00a7 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - ゆーりくん可愛いです!最高です。更新楽しみにしてます!頑張ってください。 (2018年8月14日 8時) (レス) id: d45c25541e (このIDを非表示/違反報告)
やまちねゆと - 凄く面白いです!忙しいと思いますが頑張って更新してください!! (2018年8月5日 22時) (レス) id: cfb124f6b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りりりんご | 作成日時:2018年7月29日 3時

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