〇平成の想い ページ2
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雑誌撮影前の空き時間、愛しの姫からお声がかかる。
「慎ちゃーん！！きてー！！！」
慎「はいよ〜どうしたの」
「アイス食べたくない？」
慎「それは一緒にコンビニ行こってことでしょ」
「んふふ、バレた」
慎「もー！いつになったら一人で行けるの」
Aの連れコンビニはいつも俺を指名してくれる。ほんとはめっちゃ嬉しいけど、メンバー(樹・北斗)の手前面倒くさそうにしておく。楽屋を出るとそこからは二人っきりの時間だから遠慮なく手を繋いじゃったり。
「チョコのアイスがいいかな〜」
慎「俺はスイカかな〜」
「この間のやつ美味しかったよね」
Aとこうやって外を歩くのにも時間がかかった。
以前のAは、テレビや雑誌で触れ合うのは以ての外、目線を合わせることさえしてくれなかった。
昔話をしよう。
俺がまだ小さい頃、レッスン場にテレビカメラが入ったことがあった。
Jr.の素を見るとか言いつつ、鏡の前で踊れ、踊れなくて悔しがるふりをしろ、それはほぼヤラセのようなもので。
その指示の中に『Aと2人でユニット曲を練習しろ』というものがあった。Aは一瞬顔を歪めたけど、楽しそうにやってくれた。
でもそれがファンの人は気に入らなかった様で
『慎ちゃんの隣に立つな』
『1人だけ浮いてんの気づけよ。慎太郎は付き合ってあげてるだけ』
『少しダンスできるからって偉そうにするな』
なんて心無い言葉が沢山届いた。
俺たちは大人にやれって言われたからやっているだけなのに。
ただ踊っているだけなのに。
それもどうしてAだけが責められているのか。
Aはダンスも歌も出来るのに、皆より何十倍も努力しているのになんでだろう。
それをきっかけにAのテレビ出演や雑誌取材なども減り、最早伝説のJr.になっていた。
子供ながらにAにはたくさんの敵がいることを知り、少し怖くなった。自分もいつか見ず知らずの人から悪口を言われる日が来るんじゃないかと。
そこからAは俺と距離を取るようになった。
離れていく俺に対して、ふっかや照くんをはじめとしたお兄さん達はAとの距離をグングン縮めていった。
微笑みあったり、Aの腰に手を回したり、言葉じゃ言い表せない大人？男女？な距離。
もちろん、それは世には出ない内側だけの距離で、それを羨ましく見てたのを思い出す。
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萩花(プロフ) - 再公開待ってました…！ありがとうございます(T . T)❤︎幸せです！ (2021年11月5日 9時) (
レス) @page48 id: 24d453562d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - 毎回更新楽しみです！！誰もとくっついても満足できそうな気がします、、！笑 (2020年2月3日 2時) (レス) id: 9e83e52e35 (このIDを非表示/違反報告)
0330 - じゅりくんと幸せになってほしいです！ (2020年2月2日 8時) (レス) id: e8c7e5fc78 (このIDを非表示/違反報告)
すかいぶるー - めっちゃ面白いです！大人の関係がちょこちょこ入ってくるのが溜まりません！(*´ω`*)ふっかどうくっついてあげてほしーなー (2020年1月13日 22時) (レス) id: 5c8f53d0be (このIDを非表示/違反報告)
なあ - じゅりとくっついて欲しいです。。 (2020年1月8日 17時) (レス) id: e8a34520ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美 x他1人 | 作成日時：2019年7月26日 0時
