1日目だっていうのに ページ8
今日は入学式があった。
前の席の女の子と話したんだけど、馬も合うみたいだし、高校生活なんとかやっていけそうだ。
さて、爆豪くんはどうだっただろうか。
一緒に帰るのだと、当然のように思っていたら、爆豪くんは何処にもいなかった。
暫く校門で待ち伏せしていたけど出てこなかったので、一人で帰ることにした。
もしかしたら、いい友達ができて一緒に帰ったのかもしれない。
あの爆豪くんが初日でお友達を作って一緒に帰るだなんてにわかには信じられないが、もし本当にそうなんだとしたら、少し寂しく感じる。
────もう家にも来なくなるのかな。
隣人の巣立ち(?)に寂しさを感じながら、自宅の扉をあけると、母からの出迎えの声が聞こえた。
今日は帰ってくるの早い。
ただいま、とだけ返事をし、私の2階の部屋へとあがる。
チラりとみえた、母の口角が異常なまでに上がっていたのは気のせいだろうか。
そして、部屋に入った瞬間目に入ったのは、私のベットで寝転がっている、爆発的に尖った髪型が特徴の男の子。
「…………爆豪くん??」
「おせーんだよ」
彼は、図々しいことに、私のベットで寝転がり私の漫画を読んでいた。私の!
爆豪くんのことを寂しがる暇なんてないぞ、と天から告げられているようなナイスタイミング。
見事にフラグ回収しやがった。
……なんで本当に私の部屋にいるの??
「お母さんー!?なんで爆豪くんいるの!?」
「Aが帰ってくる前に遊びに来たから入れてあげたのよー!」
1階に聞こえるように大声で叫ぶと、母からの大声がかえってきた。
成程。母が異常にニヤニヤしていてたのはこのせいか。楽しんでやがるな?
だからって、男子高校生を女子高校生の部屋にあげたりするのだろうか!
こういう時、隣人で親との交流もあるって悪い所だ!
────
続く
570人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
睡眠(プロフ) - 花帆さん» 初めまして。ありがとうございます!私もその場面はニヤニヤしながら書いておりました笑。光栄です。最後まで読んでくれて有難うございました! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 5b2cba2480 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 初めまして、完結おめでとうございますヽ(*≧ω≦)ノ面白くて一気に読んでしまいました…!かっちゃんの「好きだ」の連呼ありがとうございます。トキメキましたっ (2018年2月26日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - カリナ@さん» 本当ですか…!とても嬉しいです!ありがとうございます。私の小説には勿体無い言葉です。 (2017年12月29日 1時) (レス) id: 5b2cba2480 (このIDを非表示/違反報告)
カリナ@(プロフ) - 好きなヒロアカ夢小説ランキングで完膚無きまでの1位です。ご馳走様です。( ˘ω˘ ) (2017年12月28日 23時) (レス) id: 4a2c949ac9 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - かむぱねるらさん» コメントありがとうございます!私も書いててドキドキしました…。完全なご都合爆豪ですが、書いてて楽しかったです!最後まで見てくれてありがとうございました。 (2017年12月17日 21時) (レス) id: 5b2cba2480 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:睡眠 | 作成日時:2017年12月4日 2時