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爆豪くんと初めて会ったとき ページ3

中学三年生の十二月頃。


急に引っ越すことになった。

正直、引越したくはなかったけど、親の仕事の都合ならば否定する訳にもいかないし、一人暮らしもできない。

料理なんてゆで卵つくるので精一杯だ。


向こうではマンション暮らしだっけど、こっちではお家を建てるらしい。実は一軒家に密かに憧れていたので嬉しい。


母から隣の家に挨拶をしてこいとの指令が下ったので、デパートで買ったお菓子を手に隣の大きな家へ足を運んだ。



「……ば、く、ご、う」



爆豪さん、か。表札を読み、そう理解する。
チャイムを鳴らして心臓がドキドキ跳ねているのがわかる。


お隣さんどんな人だろうか。どんな個性だろうか。怖くない人だといいな。


扉が開き、中から私と同年代の男の子が出てきた。爆発的にとんがった髪型が印象的だ。



「誰だテメェ」



ギロりと睨みあげる目つきに、この言葉使い。初対面に「ダレダテメェ」は、やばい。

────か、完全にDQNだ…!



「隣人こわっ」


口からぽろりと漏れた本音。慌てて口を塞ぐが時すでに遅し。彼の顔は歪みに歪み、殴られそうな勢いだ。

今なら余計なことを喋らない個性が欲しい。あるかどうかはわからないけど!



「ええ、え、えーと!隣に引っ越してきた水谷です!これ!つまらないもですが!」


早口で喋り、強引にお菓子の入った箱を押し付けるとその場から急いで立ち去った。




続く

爆豪くんと初めて会ったとき―2→←隣人が強引すぎる



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睡眠(プロフ) - 花帆さん» 初めまして。ありがとうございます!私もその場面はニヤニヤしながら書いておりました笑。光栄です。最後まで読んでくれて有難うございました! (2018年3月2日 23時) (レス) id: 5b2cba2480 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 初めまして、完結おめでとうございますヽ(*≧ω≦)ノ面白くて一気に読んでしまいました…!かっちゃんの「好きだ」の連呼ありがとうございます。トキメキましたっ (2018年2月26日 0時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - カリナ@さん» 本当ですか…!とても嬉しいです!ありがとうございます。私の小説には勿体無い言葉です。 (2017年12月29日 1時) (レス) id: 5b2cba2480 (このIDを非表示/違反報告)
カリナ@(プロフ) - 好きなヒロアカ夢小説ランキングで完膚無きまでの1位です。ご馳走様です。( ˘ω˘ ) (2017年12月28日 23時) (レス) id: 4a2c949ac9 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠(プロフ) - かむぱねるらさん» コメントありがとうございます!私も書いててドキドキしました…。完全なご都合爆豪ですが、書いてて楽しかったです!最後まで見てくれてありがとうございました。 (2017年12月17日 21時) (レス) id: 5b2cba2480 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睡眠 | 作成日時:2017年12月4日 2時

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