爆豪勝己とかいう隣人が強引すぎる件について【ヒロアカ】

クソ女 ページ15

水谷A。
俺の隣人。

そいつはクソ腹立つクソ女だ。



「爆豪くーん、おはよー」

「はよ」



朝から笑顔で俺に挨拶する。

クソ腹立つ。これを他の男にもしてると考えると更に腹立つ。



「昨日はお見舞いありがと。風邪ばっちり治ったよ。2日連続で来たのは流石にびびったけど」

「2日もいたら悪ぃかよ」

「いや、全然いいよ。まあ、おかゆを無理矢理食べさせるのはどうかと思うけど……」



こいつは一言多い。クソ腹立つ。



「でもさぁ、初めて知ったよ」

「あ？何がだよ」

「爆豪くんがそんなに漫画が好きだったなんて」

「………………は？」

「え？2日も連続で来てたのって、私が新しく買った漫画を読みたかったからでしょ？」



何言ってんだコイツ。
俺は、Aが風邪ひいたっていうから看病しに行ってただけだ。漫画はついで……というかカモフラージュというか。

まさかコイツ、“あんな”質問しておいて本当に気づいてねぇのか？？



「昨日、何読んでるんだろー、って思ったら最近買ったやつだったからさ。続き気になるんなら、新巻買ったら持っていくけど？」

「あ"ぁ…？？」





────本当にコイツはクソ腹立つ！

俺が漫画読むためにわざわざ2日連続で他人の家行くわけねーだろうが！

新巻買ったら持って行くって。…………死ねや！



「漫画なんてそこまで好きじゃねぇわ！」

「じゃあ何しに来てたの！？！」

「自分で考えろクソ女！」

「なにキレてんの！？」



水谷A。
俺の隣人。

クソ腹立つクソ女は、俺の好きなやつ。

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