ヒーローと甘々。その１０。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

✿本屋さんと元気ボーイ。　セイバー【神山飛羽真】＆ゼンカイジャー【五色田介人】 ページ7

✿スピカブラック様リクエスト✿

ＮＯサイド

店のドアが開く音がして、Aは本から顔を上げる。

『いらっしゃいませ〜』

ここはファンタジック本屋かみやま。

小説を書いている神山飛羽真の代わりにAが店番をしている。

とは言えこの場に飛羽真は居るが。

介人「うわぁ〜凄い数の本だ！！！」

入って来たのは元気な青年。

着ている服が凄くカラフルだ。

多分、雨宿りして来たのだろう。

『お客様、ここは本屋ですので少しお静かに願います』

介人「あぁ、すいません！！つい本の多さに驚いちゃって！！」

『今は他のお客様が居ないので大丈夫ですけど……飛羽真は執筆中だし……』

介人「飛羽真？」

『あそこに座ってる人です』

Aは飛羽真の方を見る。

すると彼は飛羽真の元へと行く。

介人「本書いてる！！凄いなぁ」

『お客様…！！』

飛羽真「あぁ。良いんだよ、まだ締め切りまではあるし」

介人「さっき飛羽真とか言ってたな！俺は五色田介人だ！」

『あ、因みに私はAだよ』

Aはおずおずと手を挙げる。

介人「あっ、これ何だ！？」

介人が持ち上げたのはワンダーライドブック。

【ドラゴニックナイト！！！】

介人「何だこれ喋ってる！！」

『それ大事なヤツだから…！！』

介人「何に使うんだ？」

飛羽真「俺が変身する時に……」

『飛羽真！余り人に言わない方が…』

介人「俺は怪しくないから安心してくれ！！それに俺も変身出来るしな！！」

『え？』

飛羽真「もしかして介人も剣士なの？」

介人「剣士？剣士じゃ無いけど、ゼンカイザーって言う………あ、見せた方が早いな！！」

そう言った介人はギアトリンガーを取り出した。

『待って待って！ここで変身しないで！？』

飛羽真「本屋ではお静かにな〜」

介人「や、ほんとごめん。俺静かなの苦手なんだ」

『何かもっと喋れる場所無いかなぁ。って言っても店番あるし…』

飛羽真「だよなぁ。俺は執筆もだから」

介人「あ！じゃあ今度ここに来いよ！」

介人は机に名刺を置いた。

【駄菓子カフェカラフル】

『駄菓子屋さん？』

介人「そう！俺以外にも賑やかな仲間が居るから是非遊びに来てくれよな！！」

飛羽真「じゃあ今度立ち寄ってみるよ」

介人「おう！！あ、雨止んだな！！じゃあな、ここにもまた来るから！！」

介人は水溜まりを蹴って走って行った。


リクエストありがとうございました✨

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