ヒーローと甘々。その１０。【仮面ライダー】【スーパー戦隊】

✿兄妹は譲らない。　セイバー【神代凌牙＆神代玲花】 ページ12

✿スピカブラック様リクエスト✿

ＮＯサイド

剣士である神代兄妹。

上から、凌牙、玲花、A。

彼らは本当に仲が良く、世界平和とこの兄妹が居るなら他には何も要らないとすら言っている。

だから他の人が入って来る事を反対しているし、兄妹水入らずの時間を凄く大切にする。

しかし、最近Aの外出が多くなった気がするのだ。

一緒に行動する回数は減ったし、帰って来るのも遅い。

凌牙と玲花は心配して、今日、Aの後を追う事にした。

玲花「あの男誰…！？」

玲花が指差した先に居るのはAと同い年位の男子。

凌牙「まさか彼氏か！？何しているんだアイツ……」

凌牙と玲花は建物の陰からAを見る。

何やら困り顔だ。

２人は耳を澄ました。

『ううん。大丈夫。家にお兄ちゃんとお姉ちゃん居るし……』

男子「そんな事言わずに、ね？Aちゃん可愛いんだから帰ってる間に襲われるかもよ？」

『良いって……』

Aは剣士をしているとは言え、普段は優しく大人しい。

だから言い寄られて困っているのだろう。

『私これから買い物に行くし……』

男子「買い物って何処に？何を買うの？一緒行くよ」

『良いっ……、買い物とか見られたくないから…』

男子「もしかして嘘吐いてる？」

凌牙「あれ大丈夫じゃないよな？ストーカーか？」

玲花「しつこい。困ってるじゃない……」

『お願いだから着いて来ないで………！！』

Aは今にも泣きそうな顔で言う。

走り出そうとするAの腕を男子は掴んだ。

男子「送ってあげるって言ってるのに」

凌牙も玲花も居ても立っても居られなくなってズカズカと２人に近付く。

玲花「あんた、何してんの？」

凌牙「困ってるの分からないのか？」

男子「はぁ？俺はこいつと友達なんだよ。俺がどうしようと自由だろ」

凌牙「俺達こいつの兄妹だけど？」

玲花「教えてやらないと分からないのかしら」

２人は聖剣を光に反射させる。

凌牙/玲花「「俺/私達の妹は誰にも譲らない」」

男子は勢いに気圧されたのか逃げて行く。

玲花「大丈夫？」

『うん怖かった………！！』

凌牙「最近ずっと絡まれてたのか？きちんと相談しないとダメじゃないか」

『ごめんなさい』

玲花「まあまあ。解決したんだし落ち着いて。やっぱりAは可愛いから守ってあげないとダメね」

凌牙と玲花は、しっかりと頷いた。



リクエストありがとうございました✨

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