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「…ったく、なんなのよ…!!」

乱暴に歩きながら文句を言っている偽物。どうやら国王である父に散々怒られたらしい。

「婚約破棄もいいところじゃない!絶対にあれは堕ちてたと思ったのに…!」

部屋の扉を勢いよく閉め、ベッドに座って足を組む偽物。
そこでやっと、私がいることに気がついたらしい。

「あんたなんかしたわけ?」
『私の事視えるの貴女だけですよ??』
「うっざ…。…ほんっと最悪なんだけど?結婚してこの国も私もハッピーエンドで終わるはずだったでしょ!」
『偽物は本物には敵わないんだよ』
「はぁ?」
『その性格からやり直さないと無理でしょ。諦めて第2の人生進めたらどうですか?』
「…あんた、この体を今持ってんのは私って理解してる?」

煽りすぎた…?何されるか分からないから、一気に不安になってくる。偽物は私を睨みつけたかと思えば、笑みを浮かべた

「いいわよ、どうせもうまた幽閉生活でしょ?幽閉生活とかごめんだわ、さっさとこんな体から出てってやる」
『じゃあ返してよ…!!』
「でもあんたムカつくのよね。ずっと絶望してればよかったのに。…返してあげる、こんな体。でも、無傷で返すなんて……あぁ、もう無傷じゃなかったか。
もう、ロボロさんに嫌われちゃったもんね?」

ざまぁないわ、なんて笑う偽物は小説に出てくる悪役みたい。

取り敢えず俯いて、悲しんでるふりでもする。
偽物は嫌われても、私は嫌われてない。体に戻ったらこんなところ出てって、ロボロさん達のところに戻ってやるんだから…!


「…反応イマイチ。まぁいいわ、もう少ししたら塔にまた行けって言われに来るから。…不快な思いはこれ以上したくないから、大人しく体返してあげる」

偽物はそう言うと、そのまま体を倒して目を閉じた。
…なんで今寝るんだ…??

少しすると、私の隣に女の人の霊が来た。
…え??

『ごめんね』

聞き取るのがやっとくらいの声量で言うと、その霊は消えてしまった。
…なんだったんだろう。

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零音(プロフ) - ゆずゆさん» 泣いていただけたんですか…?!ありがとうございます…!! (1月19日 23時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずゆ(プロフ) - 泣いちゃったじゃねぇですかぁ……面白いです。完結おめでとうございます (1月19日 2時) (レス) id: 6e2976f246 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - ぺ助さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです…!どんどん妄想膨らませちゃって下さい…!! (1月15日 15時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - まっくろさん» ありがとうございます!! (1月15日 15時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - ぽむさん» 初めて…!?ありがとうございます!続きを検討しておきますね…!! (1月15日 15時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零音 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年10月21日 22時

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