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そこで、初めて気がついた。

…もしかして、私のことが見えてない?
それなら、今までの態度も納得がいく。
見えていないのなら、声も聞こえていないのなら…返答は勿論、些細な反応もするわけが無い。


『…っ、そういうこと、だったんだ…』

話しかけてもらえなかったのも、頼ってもらえなくなったのも、話しかけても返事がなかったのも、全部見えなく、聞こえなくなったから。

…もしかしたら。
あの雑面をよく外すようになったのは、私がもし当たってしまった時に私がいるってわかるから、とか…?

…いや、ロボロさんの話を聞こう。
あの様子だと、偽物の私に全て話しそうだし。
二人の向かったベランダに行くと、二人は椅子に座って話していた。


「…へぇ、私は幽体離脱して貴方の元で?」
「…せや。…でも、その記憶、無いんやろ?」

あるわけが無い、だってロボロさんと関わったのはこの私だから。

「…いえ。話していると、確かに貴方の事を今より前に知っていた気がして…。」
「…ほ、ほんま!?じゃあ、続き…話す、けど…」
「本当ですか!?よろしくお願いします!」

そう言って笑う私の偽物。

ロボロさんは、私と会ってからのことを全部話していく。偽物はそれを聴きながら頷いているし…。
暫く聴いていると、「俺が、目が覚めた時な」とロボロさんが呟いた。


「…Aさんはいつも居ってくれとったから、あんな無茶な事やった後でも、笑って居ってくれるんちゃうか、って思ったんやけど…。…なんや、Aさん体に戻っとっただけなんやな」
「そうみたいですね…」

…私は、ここにいるのになぁ…。
なんで急に見えなくなっちゃったんだろう、なんて思いながら話を上手く合わせている偽物を見る。
…顔色も変えないし、平気で嘘をつく、のかな。
そもそも、私の体の中に入ってる人は誰なの?

じっと見ていると、目が合った気がした。
その時、微かに口角が上がって…

『…まさか、見えてる?』


でもそれが最後で、結局話が終わって別れるまでそんなことは無かった。
気の所為じゃないと思ったんだけどな…

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零音(プロフ) - ゆずゆさん» 泣いていただけたんですか…?!ありがとうございます…!! (1月19日 23時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
ゆずゆ(プロフ) - 泣いちゃったじゃねぇですかぁ……面白いです。完結おめでとうございます (1月19日 2時) (レス) id: 6e2976f246 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - ぺ助さん» ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです…!どんどん妄想膨らませちゃって下さい…!! (1月15日 15時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - まっくろさん» ありがとうございます!! (1月15日 15時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - ぽむさん» 初めて…!?ありがとうございます!続きを検討しておきますね…!! (1月15日 15時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零音 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年10月21日 22時

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