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「…え？……待って俺見えたらあかんもんに話しかけた？」
『私、死んでるんですよね』
「………ぎゃああああああああああああああああ？！！？！」
その人の悲鳴に思わず耳を塞ぐ。…な、何だこの人…滅茶苦茶大きな声出してる…耳が死ぬかと…。
大丈夫ですか、と肩に手を置く。
…あっすり抜けた。
それを視たその人、二度目の絶叫。
·
『…落ち着きました？』
「俺呪われるん？？」
『悪霊に見えます？』
「おん」
…………はい？
『あー今呪いましたからね』
「え、えぇっ！？なんの呪いかけたん…？」
布越しでも目を合わせようとしてこないな。…いや布越しで目を合わせるってなんだ
取り敢えず高確率で嫌がるような事を言う
『…………彼女出来ない呪いですかね』
「困るんやけど！！？……てか死んどるんやっけ」
『いや、幽体離脱ですね』
「元の体に帰ってくれ」
…なんかこの人面白いな。
ちょっとこの人に興味が湧いた為、自己紹介する。
『申し遅れました、Aです。よろしくお願いします』
「よろしくしたくないねんけど…」
『私人間ですよ、人間同士仲良くしましょう』
「今は幽霊やん！？」
名前教えてくださいよ、と近寄ると「霊に名前教えたらあかんってなんかの本で読んだで！？」と言いながら私と距離をとるその人。
そうなんだ、知らなかったな。霊側は名前を知って何か出来るのか…？なんて考えていると、さっき喫煙所で見た青スーツの人がこっちに来た。
「あ、おったぁ。今日な、ミキちゃんとデートの約束あんねん。せやから監視変わってな」
「はぁ！？なんで変わらなあかんねん！！久しぶりの非番やぞ！？」
「あー喚いとるわ。彼女も出来たことないロボロくんやからどーせ予定あらへんやろ。頼んだわ、んじゃ！！」
「はぁ！？大先生ふざけんなや死ね！！！！！お前書類も残っとるやろ！！！」
……ロボロ、さん。
ていうか彼女できたことないんですね、さっきのすみません。と心の中で謝っておく。
大先生、の去っていく姿を睨みながら溜息をついているロボロさんの方に手を置き(すり抜けるのでいい感じに浮かせている)口を開く。
『ロボロさんって言うんですね』
「……………あいつほんま覚えとけよ」
殺したる、と小さな声で言ったロボロさんの声のトーンはガチだった。…あぁ、大先生ご愁傷さまです。…ところで。
『ロボロさん、ここって何処ですか？』
「……えっそこから？」
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零音(プロフ) - 千菜さん» ありがとうございます！！よければこれからもこの作品をよろしくお願い致します！ (2020年10月21日 14時) (
レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
千菜(プロフ) - いつも楽しく読んでいます！この作品大好きです！これからも応援しています (2020年10月21日 11時) (レス) id: 36e14b459a (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - 暇人な名無しさん» コメントありがとうございます！そうです！視えるタイプです…！！ (2020年10月18日 21時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
暇人な名無し(プロフ) - snさんまさかの視えるタイプ...!?...でもまあ名前に神ってついてるぐらいだしちょっと納得？ (2020年10月18日 19時) (レス) id: d7b6c8461a (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - 春さん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年10月16日 17時) (レス) id: ac8575b88f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音 | 作成日時：2020年9月15日 20時
