いたずら＊びす夢＿＿＿モノクロメロディー。 ページ1
【本編とはまったく時間軸関係ないです】
寮に帰ると真っ先に、るす先輩の“トリックオアトリート”。
「はいどうぞ」
にこにこ笑うの先輩に差し出したのは、チュッパチャップス。
「えー…」
あからさまに残念そうな先輩にすみませんと苦笑して、次々襲い来るハロウィンの脅し文句に
アメで対抗していく。
最後の１個をりぶ先輩に渡すと、不思議そうにアメを見つめた先輩が言った。
「…なんでAこんなにアメ持ってんの?まさかいつも持ち歩いてるわけじゃないでしょ?」
「えっ…あー…えと、たまたま」
その、私のはっきりしない返事に、瞬時にるす先輩と天月先輩が違和感を感じたようで
「Aなんか隠してる」
「言わないと……―――ね?」
「いや天月先輩“ね?”じゃないですよ」
曖昧に笑ってごまかして、駆け足で部屋に向かう。
女子組の方へ向かう道に足を踏み出した途端
ぐ、と腕をつかまれる。
…誰かなんて、わかりやすすぎる。
振り返ってそこにいるのは
今日の朝、私に寮生人数分のアメを渡して来た張本人。
「ね?アメもっといて正解でしょ?」
いたずらっぽくクスクス笑うのは
「…なんか怖いです、ここまで読まれてると」
「感謝の一言もないの?あれなかったら今頃、天月先輩に食べられちゃってたかもよ?」
「は?」
つかまれた腕の力が増して近づいて、ぴたりと頬がくっつく。
空いた方の手が腰をつかんで引き寄せた。
――吐息に近い声で
「…あんなとこもこーんなとこも」
「ひゃっ」
あわてて耳を抑える。何、なんなんだいったい
「ちょっとこっちきて」
「えっちょっと待って、こっち」
「いいから」
腰の手も頬も離れて、強引につれていかれたのは先輩の部屋。
「トリックオアトリート」
どん、と私をベットの方に突き飛ばしてそう言った。
「え?」
「ほら、おかし」
「な、ないです、だって朝もらったのって寮生の人数分…」
(…あ)
そう、数。朝気まぐれに数えてみたら、寮生分より２個少なかった。
私と…たぶん、もとからびす先輩の分も抜いてあったんだ
「確信犯ですか」
「なんのこと?それよりほら、おかしないならいたずらするからね」
しゅるりとネクタイを外して、ボタンが多めに開く。
つかつかこっちに来て、抱きつかれた勢いで、やわらかいベットに倒れ込む。
「せ、せんぱっ」
「さーてどこから食べちゃおうか」
焦る私を見てクスクス笑う先輩が
唇がふれそうなほど顔を近づけて言ったの
――なんちゃって
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きら - かしたろさんみたいです！！ (2014年11月17日 18時) (
レス) id: ea71c3d1ac (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - そらるさんとのが見たい！！ (2014年11月15日 9時) (レス) id: bed5eb6209 (このIDを非表示/違反報告)
亜風炉勇気(プロフ) - 嫉妬りぶさんやばいです。(真顔← 灯油さんとのが見てみたいです！ (2014年10月24日 23時) (レス) id: 99da9819b3 (このIDを非表示/違反報告)
雨森 - ヤバすぎデス/// まふまふsとのがみてみたいです! (2014年10月22日 15時) (レス) id: 5c28c0dcfa (このIDを非表示/違反報告)
chalo - 嫉妬りぶさんが、破壊力やばいですね。なんてイケメンなんでしょう。素敵です。 (2014年10月19日 21時) (レス) id: ac41601df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：特別寮見守り隊 | 作成日時：2014年10月15日 23時
