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第二百二十二話 ページ38

〜カナside〜

あたしと伊作の他に女役のくじを引いたのは、留三郎だ。そして男役のくじを引いたのは、仙蔵・文次郎・小平太・長次だ。女役の人数が合わないじゃないかって?

それに心配はいらない。文次郎が、伝子さんと組むことになったからな。それから、伊作のペアは小平太、留三郎のペアは長次と決まったのである。

何故か女役に、全員は組のあたしらが当たってしまったのは、伊作の不運があたしらに少し移ってしまったからだろうか…

いや、今はそんな事は考えたくもないし、そんなバヤイではないので、とりあえず考えるのは、止しておこう。

食満「お、カナ、伊作!もう着替え終わってたんだな。」

後ろから留三郎が来た。

氷上「まぁな。あたしは一応女だし、幼い頃はこんな格好をした事もあるんだ。遅くはないy…」

善法寺「あれ、カナ。どうしたn…」

何なんだこの格好は。酷すぎる有様だ。さっきも言ったが、後ろから留三郎が来た。そして、話しながら後ろを向くと、化け物が後ろにいた。

だから、あたしは途中で話すのを止めた。それに伊作がどうしたのかと同じように後ろを向いて、二人一緒に固まっている状態だ。

氷上「…留三郎。聞くが、何故その様な無様な格好をしているんだ?それじゃあ、端から見れば化け物だぞ…

それで街に出れば、みんな驚いて周りに誰もいなくなる…」

善法寺「そうだね、僕達だったから良かったものの…」

氷上/善法寺「なぁ/ねぇ?」

二人でこの学園内の者が見たらどうなるか、想像した。二人とも、浮かべたことが同じだったので、顔を見合わせた。

食満「そ、そんなになのか?」

氷上/善法寺「あぁ/うん!」

まだあたしらの言っていることに信じられないと言う感じだな、この顔は。恐らく、留三郎はこの女装に自信満々で来たんだろうな…

氷上「はぁ…そんなに信じられないのなら、鏡持ってるから見てみろよ。ほら…」

そう言って鏡を取り出して留三郎に見せてやると、真剣に自分の顔を見て、ペタペタと顔を触っている。

食満「…何がいけないんだ…?」

氷上/善法寺「ダァ!」←お約束の転け

真剣に自分の顔を見ていたから、何がダメなのかわかったのだと思ったのに、顔を上げれば何がいけないと聞いてきやがった…








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設定タグ:忍たま乱太郎 , 六年生   
作品ジャンル:アニメ
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*:.。. kana.。.:*(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんの事、気に入ってくださってありがとうございます°ʚ(*´˘`*)ɞ° (2023年2月12日 7時) (レス) id: b349f693ac (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - うわぁ主ちゃんの性格ドタイプですわ〜 (2023年2月12日 0時) (レス) id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
*:.。. kana.。.:*(プロフ) - わそ姉大好きリスナーさん» ありがとうございます!続きも楽しんでくださいね!ദി ᷇ᵕ ᷆ )♡ (2023年1月27日 22時) (レス) id: b349f693ac (このIDを非表示/違反報告)
わそ姉大好きリスナー - 面白かったです、(^^ω)続編に行ってきま〜す (2023年1月26日 22時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
*:.。. kana.。.:*(プロフ) - 忍たま好きさん» ありがとうございます!(*^^*) (2022年12月20日 22時) (レス) id: b349f693ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*:.。.kana.。.:* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/  
作成日時:2022年7月3日 12時

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