もう一人の六年は組は、あたし 参

第百十二話 ページ18

〜カナside〜

まぁ何だかんだあって、その兵の手当は終えた。それにしても、乱太郎が来てくれて助かった。そして、疲れた…まぁ、疲れたなんて言っているバヤイでは無いんだよな。

戦いは終わったし、あたしらも帰らないといけない。だから、荷物をまとめるんだ。手潟さんに借りている、仮の火薬庫まで行かないとな。

あたしが毒針にやられて忍術学園を不在の中、きっちりと委員長代理を勤め上げた兵助を連れて火薬庫に向かう事にした。

？？「あ、カナセンパーイ！！」

ん？この声は…

氷上「いすk…ｸﾞﾊｯ！！」

痛た…伊作の言葉を借りるとしたら、こうだろうか、『不運だ』。何が起きたのかというと、仮の火薬庫まで歩いている途中だったんだが、あたしを呼ぶ声が聞こえた。

だから、振り向こうと体の向きを横にした途端、横腹に衝撃が…これ、結構痛いな…

久々知「うわぁ！カナ先輩、大丈夫ですか！？伊助、飛びついちゃダメだろ！」

二郭「す、すいません！！カナ先輩、ご無事ですか！？」

あたしの横腹に攻撃したのは、伊助だった。あまりにも痛すぎて、蹲っていたところ、兵助に介護されながら何とか立つことができた。

氷上「ﾊｱ…だ、大丈夫だ。お帰り、伊助。無事で何よりだ。」

そう言って伊助の頭を撫でた。

二郭「はい！」









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