第百十一話 ページ17
〜カナside〜
氷上「ほら!頼むから動かないでくれ、薬が塗れないじゃないか!」
兵「嫌だ〜痛いんだ、助けて〜!!」
氷上「だ・か・ら!薬を塗れば問題ないと言っているんだ!大人しくすれば助かるんだよ!!わかってくれーー!!」
何故こんなことになっているかと言うとだな、後詰の長柄の役割を担っていた槍を持っている部隊が、先程の逆茂木が飛んで行った件で怪我人が多数出た。
乱太郎が怪我した人は遠慮なく来てもいいと言った為、人は沢山来た。その中の一人をあたしがまた手当をしてやる事になったんだが、それが厄介な事に…
患部に乱太郎から渡されていた傷に塗る塗り薬を貰っていたんだが、塗った途端その兵が暴れ出した。
訳を聞くと、何とその兵は塗り薬が傷にしみて痛いから嫌だと言い出したのだ。挙句には泣き叫ぶ始末だ。
全く、こっちは暇じゃないんだからさ。さっさと手当をさせてくれ!それから、大人しくしてくれないか!
猪名寺「カナ先輩!どうしたんですか?」
氷上「乱太郎!来てくれて助かった、この兵を黙らせてくれ!塗り薬が嫌だと言って塗らせてくれないんだ!!」
乱太郎がこの泣き叫んでいるのを聞いて駆け付けてくれたようだ。後輩にこんな事を頼むのはアレだが、止むを得ん。
猪名寺「えぇ…!?えっと…これを塗らないと、傷に菌が入って治らなくなっちゃいますよ!!それでも良いんですか?」
兵「な、治らないのか?」
猪名寺「はい、治りません!」
乱太郎がしっかり説明すると、泣き叫んでいた兵が大分大人しくなった。そして、何かを考えている。
兵「…じゃ、じゃあ、我慢する…」
猪名寺/氷上「ダァ!」←お約束の転け
猪名寺「最初からそうしてください!!」
氷上「あんた、子供かよ!!」
.
63人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*:.。. kana.。.:*(プロフ) - 勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡さん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんの事、気に入ってくださってありがとうございます°ʚ(*´˘`*)ɞ° (2023年2月12日 7時) (レス) id: b349f693ac (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - うわぁ主ちゃんの性格ドタイプですわ〜 (2023年2月12日 0時) (レス) id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
*:.。. kana.。.:*(プロフ) - わそ姉大好きリスナーさん» ありがとうございます!続きも楽しんでくださいね!ദി ᷇ᵕ ᷆ )♡ (2023年1月27日 22時) (レス) id: b349f693ac (このIDを非表示/違反報告)
わそ姉大好きリスナー - 面白かったです、(^^ω)続編に行ってきま〜す (2023年1月26日 22時) (レス) id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
*:.。. kana.。.:*(プロフ) - 忍たま好きさん» ありがとうございます!(*^^*) (2022年12月20日 22時) (レス) id: b349f693ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*:.。.kana.。.:* | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a05ced32431/
作成日時:2022年7月3日 12時