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談話コーナーがあらかた終わり、キッチン方面へと向かおうとした時だった。
聞きなれたエレベーターの到着音と、ガサガサとなにか袋の音がする。
授業が本来なら始まっている今、寮にいるのは私と爆豪のみ。
必然的に音の正体は爆豪だけど、一体なんの音かと振り返る
『･･･それは？』
両手に大きな大きなゴミ袋を一つずつ持っている。中身は遠目にはよくわからない
「全員分の部屋のゴミに決まってんだろ」
あ、爆豪仕事しててくれたんだ
「てめぇどこまで終わった」
『今からキッチン。そしたら終わり』
ハッ、遅ぇなと鼻で笑いながらも、ゴミ袋を適当に置き、掃除用具入れに向かう
『手伝ってくれるんだ？』
「お前俺のことなんだと思ってんだ」
掃除機を探しているようだったが、残念ながら唯一のそれは私が持っている
仕方ないと言った風体でホウキを持ってきて掃き始める
『ふっ･･････w』
爆豪の手にしているホウキは、何故か短く、腰を曲げないと使えないようなものだった
「あ"？何笑ってんだA･･･」
中腰で、しかも細かいところまで掃きたいのか、小股でちょこちょこと歩く様は見事に私のツボにクリーンヒットした
『爆豪が中腰でホウキ使ってる姿勢が面白くて･･･w』
笑い混じりに話すと爆豪は、大きな舌打ちをして背筋をぴしっと伸ばした
(わかりやすいなんて言ったら今度こそ殺されるかな･･･)
流石に命は惜しいものだ
ここはやめておこう
爆豪が掃除に加わって、さっきよりも早く掃除が終わった。
キッチンが談話コーナーよりも狭いということもあるが。
『ありがと爆豪！助かったわ』
「おう」
素っ気なくそう残して、玄関の方にゴミ袋を持っていった
その背中を見て、また心臓がきゅうきゅうと締め付けられる感覚に陥る。
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小手鞠(プロフ) - もんちまるさん» センスなんてそんなそんな…ありがとうございます！ (2018年10月5日 7時) (
レス) id: 507b5d4fca (このIDを非表示/違反報告)
もんちまる(プロフ) - かっちゃん、やばすぎます！！私もそのセンス欲しかったですぅー！！これからも頑張ってくださいね！！ (2018年10月5日 7時) (レス) id: 8c34f6e90e (このIDを非表示/違反報告)
小手鞠(プロフ) - 白雪さん» ！？神！？え、あ、ありがとうございます！大変申し上げにくいのですが私の前世は多分カリブ海の昆布なのでちょっと… (2018年10月2日 16時) (レス) id: 507b5d4fca (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - やっぱ面白い…面白すぎる…やっぱり作者様は神か何かの生まれ変わりなのですか！？ (2018年10月2日 13時) (レス) id: 04ecd32bcd (このIDを非表示/違反報告)
小手鞠(プロフ) - 愛織姫さん» ありがとうございます！毎回いい回なんて...毎回これでいいんか？これでいいんか？となっているので安心します！ (2018年9月30日 11時) (レス) id: c88214cf95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小手鞠 | 作成日時：2018年9月16日 23時
