嫌な思い出 ページ13
あれから、十分後。私達は森の中を歩いていた。
「ハァ...すごい山道だね...」
『うん...』
こうは云ったが、別に私は疲れてはいない。
この間まであの施設にいたのだ。この程度で疲れていたら、あそこでは生きれない。
『あ、敦...あれじゃない?』
「あ、そうだね。やっと着いた〜」
そう云って息を整える敦。息が乱れてない私。
『敦、大丈夫?』
「うん。もう平気だよ。」
『なら良かった。早く行こう。』
私は施設の中へ入る。続いて敦も入る。
「すごい広いね。」
『そうだね。』
「じゃあ、手分けして調べようか。」
『わかった。じゃあ、私はこっちを探すね。』
「うん。何があるか分かんないから、気を付けてね。」
そう云って、私達は別れた。
施設のことは知っているから、大丈夫。
とりあえず、現場のほうに...
そう思って歩いていると、誰かにぶつかった。
『イタッ...ご、ごめんなさい...』
私はぶつかった方を見ると、背筋が冷えていった。
「こちらこそ、すまない。」
目の前にいるのは、紛れもないあの写真の人...芥川だった。
私はとりあえず、平常心でいることにした。
芥川は、私を見て云った。
「貴様のような娘がここで何をしている?」
『あ、えっと...調査に...来ました...』
何を云ってるんだ私!怪しく思われる以外ないじゃないか!
私は恐る恐る顔をあげる。
そこには、怖い顔をした芥川がいた。
どうしよう...これはダメなやつだよ...
そう思っていたが、そうか。と、一言だけですんだ。
『私はこれで、失礼します...』
逃げようとしたが私は次の問で逃げれなかった。
「貴様...名はなんと云う。」
『え...?...包美A...です。』
「そうか。僕は芥川龍之介だ。」
『は、はい。よろしくお願いします...』
あれ?何で普通に話してるの?
『急いでいるので、私はこれで失礼します。』
そう云って私は走っていった。
とりあえず、敦に伝えなきゃ。
そう思って、敦のところへ向かった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキー文豪
芥川龍之介
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國見つける! - 時姫さん» 國見つける!のコメントとこのコメント間違えたので決してください (2017年5月13日 12時) (レス) id: 882e477b1a (このIDを非表示/違反報告)
國見つける! - 良かった〜 (2017年5月13日 12時) (レス) id: 882e477b1a (このIDを非表示/違反報告)
時姫(プロフ) - ありがとうございます。 蓮空様も小説頑張って下さい。 また、もうすぐで新しい小説ができるので、 そちらの方も、よろしくお願いします。 (2017年4月4日 19時) (レス) id: f26110437a (このIDを非表示/違反報告)
蓮空 - 完結おめでとう!やっぱり書くペース凄い早いですね、私も頑張ります。次回作楽しみにしてます (2017年4月4日 17時) (レス) id: bd7770642b (このIDを非表示/違反報告)
時姫(プロフ) - 蓮空様、ありがとうございます。 昨日のうちに閲覧数が増えていて、 少し驚いていました。 宣伝をしていただき本当に ありがとうございます。 蓮空様も小説、頑張ってください。 (2017年4月3日 7時) (レス) id: f26110437a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時姫 | 作成日時:2017年3月25日 21時