共に、生きていく【TJ】

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pink side〜






桃「ちゃかちゃん、…ほぉら、それやんないよー？」







顔を引っ掻いてしまうのを止めれば、嫌そうに身体を捩って抵抗するちゃかちゃん。





赤「…っ、ぃや、……ぃやっ、！」





こんなに癇癪を起こすのは久しぶりだし、その時だってしずが殆ど付きっきりでちゃかちゃんの傍に居たから、どうするのが正解なのか分かんなくて。






白「ごめん、お風呂先入ってきた、！」






元太くんを抱っこしたまま入ってきた如恵留。







桃「元太くんは、どんな感じ？」







白「相変わらず熱は下がんないし、離れられるのが不安みたいで、少しでも離れちゃうと泣いちゃう、」






桃「…そっかぁ、」






今も如恵留から離れまいと小さな手で洋服を握っている元太くん。






白「…ちゃかちゃん、今日の夜は俺が面倒見るからさ、元太くんと、海斗くんと海人と、リビングで一緒に寝てくれる？」







“リビングに布団敷いてきたから、よろしく！”







桃「…へ、……でも、」







ここまで来たら、ちゃかちゃんは絶対寝てくれないから、睡眠の薬を飲まないでちゃかちゃんと起きてようと思ってたのに。






白「しめだって、微熱あるんだから、…無理しないで、宮田くんに出してもらった薬飲んで寝た方がいいよ、」






桃「…くすり、」







ドクン、と胸が鳴って、少し息が苦しくなる。







白「…大丈夫。……薬もっておいで、一緒に飲もう？」








如恵留に確認してもらって、宮田くんの薬をしっかりと飲むことが出来た俺は、うとうと眠る元太くんを如恵留から受け取ってリビングへ向かった。

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