174話 緑谷出久side ページ41
緑谷出久side
冗談かと思った
思ったけど、Aちゃんの表情は
明らかに誰だろうって顔してる
緑｢……僕の名前は？｣
貴｢緑谷出久くん｣
緑｢A組のクラスメイトは？｣
貴｢……青山くん、三奈ちゃん、梅雨ちゃん、飯田天くん、お茶子ちゃん………………｣
A組を出席番号順に言っていく
貴｢…………響香ちゃん、瀬呂くん、常闇くん…………その次……えっと、葉隠ちゃん、爆豪くん、出久くん、峰田くん、百ちゃん｣
Aちゃんは言い終わった
けど、そこには轟くんの名前は出なかった
轟くんは最初から居ないことになってる？
Aちゃんは…………
緑｢……どこまで覚えてるかな？｣
貴｢…………ｯ｣
一瞬何かを言おうとしたのだろう、
口が開いたがまたすぐ閉じて悲しい顔になった
緑｢……ごめんね、聞き方悪かったね。なんで病院にいるか分かるかな？｣
そう聞くと首を横に振る
緑｢…………そっか……｣
貴｢でも、ね、夢の中でお母さんに『私の個性を使いこなして強くなって』って言われた。
……私お母さんの個性なんで持ってるの？｣
本当に覚えてないんだ
緑｢僕達、ヒーロー科は林間合宿に行ってたんだ。
その間に敵が乗り込んできてかっちゃんとAちゃんをさらったんだ。それでね、｣
僕はAちゃんにさらわれたこと、
オールフォーワンが母親の個性を渡したこと、
僕達が助けに行ったこと、
Aちゃんがみんなを逃がして1人で敵の気をひいてくれたことを伝えた
緑｢それでね、｣
『お前が1人で父親と戦って恨みを晴らそうとしてた』
僕は後ろから聞こえたその声に振り返る
緑｢……轟くん｣
轟｢わりぃ、全部聞いてた｣
そして、轟くんはAちゃんの目の前に行き
轟｢お前はボロボロになるまで戦って自分の個性でビルを崩して父親を倒した。｣
貴｢私が、あいつを殺した…………？｣
轟｢あぁ。それで大怪我してここに来た
…………わりぃ、助けるの遅くなっちまって。｣
そういい轟くんはAちゃんを抱きしめた
貴｢…………あ、あの！！！｣
轟｢……俺は轟焦凍だ。お前と一緒のクラスだ。｣
貴｢同じクラス…………、私と轟くんは友達でしたか？仲良かったでしたか？｣
轟｢……いや………………。
…………そうだな、仲良い友人だったな。｣
緑｢轟くんｯ｣
轟｢いいんだ｣
この状況はあまりにも残酷すぎた
轟くんは悲しい顔をしていた
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すけ(プロフ) - わたあめさん» わたあめ様 すごい沢山コメントして下さってありがとうございます！オリジナル要素沢山出てきてるけどこれからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年6月23日 12時) (
レス) id: f18d427944 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - 面白いです！ずっと 応援してますね！ (2019年6月23日 7時) (レス) id: cf2a0e4c93 (このIDを非表示/違反報告)
すけ(プロフ) - 鈴音さん» 鈴音さん ありがとうございます(^^)かっちゃんは中学の時のことあるから夢主ちゃんには逆らえない感じです(笑)轟くんイケメン突き通しますよ(*ﾟOﾟ*)頑張ります(^O^) (2019年5月18日 13時) (レス) id: f18d427944 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - めちゃくちゃ面白いです！かっちゃんと夢主ちゃんが仲良しなのが面白いです。轟くん・・イケメンすぎる・・・！頑張ってください！ (2019年5月18日 7時) (レス) id: 52c2a508b7 (このIDを非表示/違反報告)
すけ(プロフ) - なかかさん» なかか様 うわああ！すごい嬉しいです！(*ﾟOﾟ*)実は書き溜めしまくってます(笑)嬉しい言葉盛り沢山でにやけました(^^)頑張りますね！ (2019年5月6日 22時) (レス) id: f18d427944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すけ | 作成日時：2019年4月28日 21時
