179話 轟焦凍side ページ5
轟焦凍side
相｢さて、これから寮について軽く説明するが……その前に1つ。いや、2つ｣
Aと目が合ったが
なんでもないよ、と首を振った
どうかしたんだろうか？
相｢当面は、合宿で取るはずだった仮免取得に向けて動いていく｣
そんなのあったな、と砂藤が言った
相｢大事な話だ、いいか。｣
そして先生はいつもよりも真面目な顔で
相｢切島、八百万、轟、緑谷、飯田｣
俺ら5人の名を呼んだ
相｢……この5人は、あの晩、あの場所へ、爆豪と空壊救出へ赴いた｣
麗｢……ｯ！｣
蛙｢……ケロォ……ｯ｣
周りは少し驚いていた
分かりきっていたし
俺は誰になんと言われようとAを助けに行くことに迷いはなかった
相｢……その様子だと行く素振りはみんなも把握していた訳だ。
色々棚上げした上で言わせてもらうよ。
オールマイトの引退がなけりゃ俺は
爆豪、空壊、耳郎、葉隠以外全員除籍処分にしてる。
行った5人は勿論、把握しながら止められなかった12人も。
理由はどうあれ、俺達の信頼を裏切ったことには変わりない。
正規の手続きをふみ、正規の活躍をして信頼を取り戻してくれると有難い。｣
貴｢……ｯ先生……｣
1番初めに口を開いたのはAだった
貴｢規則を破ったかもしれない。だけど……
だけどね……、轟君達が来てくれて……そのお陰で爆豪君は助かったんです……ｯ｣
麗｢Aちゃん……｣
貴｢私だって焦凍君来てくれなかったら死んでたんですよ！？｣
Aは記憶喪失になって
俺の事を忘れてから初めて下の名前で呼んでくれた
轟｢A……今……ｯ｣
貴｢…………あれ……私何言って……ｯ
焦凍くん……？轟君が助けに来た……？死んでた……？｣
一瞬思い出してくれたのかと思った
けどそれは違ったらしく
Aはまた思い出そうと必死に頭を抱える
轟｢……無理するな……｣
貴｢……なんで大事な事思い出せないの……ｯ！｣
Aは悔しさのあまり右手を思いっきり地面へと殴りつけた
結構な強さだったから血も出ていた
俺だって悔しい
Aに何もしてやれない
相｢……そうだな、空壊の言っている通り轟が来なかったら助かってなかったかもしれない。
だから、今回は甘く見させてもらうよ。
あと、もう1つ、何人かは知っているかもしれないが
今回のこの騒動で空壊は父親と交戦し今記憶が所々ない｣
気まずい空気の中
相澤先生はまた話し始めた
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麗紅花(プロフ) - はじめまして。シリーズ１から小説を読みました！最高でラブリーでドキドキとワクワクでいっぱいになりました!更新楽しみです。頑張ってください!! (2020年8月9日 3時) (
レス) id: b338802f9d (このIDを非表示/違反報告)
Flower(プロフ) - 更新頑張ってください!!続きがとても気になるので！ (2020年5月2日 0時) (レス) id: cd08cf8264 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2020年1月27日 0時) (レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すけ | 作成日時：2019年6月19日 23時
