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暗い世界３ ページ5
「どうしよう．．．」
気づいたら、一人暗闇に置き去りにされていた。夜目が利くためにそんなに恐怖を感じないが、こんな場所に一人でいるというのは私でも心細い。
もしかしたらだいちゃんも一人で心細いのかもしれない。よし、追いかけよう。
周囲に誰もいないことを確認して、一気に飛翔する。空を飛びながらだいちゃんの残していった魔力や霊力の痕跡を辿っていく。本当はこういった物は隠しておいた方がいいのだが．．．変な霊に目をつけられたりするかもしれないからだ。
すると、ある地点で痕跡が途切れていた。
「ここは．．．祁蛾聯神社？」
神社の鳥居の前でちょうど痕跡が途絶えていた。まるで、この世から消えてしまったかのように。
鳥居の前に着地し、一歩踏み出した瞬間、世界が反転した。
「っ！？」
突然落ちていくような感覚が襲い、私の意識は闇にのまれた．．．
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作者名：海神（かいと） | 作成日時：2019年5月20日 9時
