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「へえ、あの幽霊達がそうなんだ？」
「いいえ、正確には幽霊じゃなくて精神体(スピリチュアルボディ)というものよ。まあ、幽霊とはそんなに変わらないわね。違うことと言えば本体が生きているということかしら？」
本体が生きている？ということは本体と精神が分かれたということだろうか？
でもそういうことなら本体はどうなってるんだ？ま、いっか。
「ところでさあ、カガリ、いつになったら俺達は異世界に行けるの？」
だいちゃんがずっと気になっていた事を言った。
「そうねえ、その本を読み終えてスペカを作ったら．．．と、言いたいところだけど、あんまり時間がないから、予定を変更するわ。本当はあなた達だけで行ってもらうはずだったんだけど、私もいっしょに行く。勿論、力をセーブしてね。」
「えっなんで？」
「事態が意外と深刻化しているの。じゃ、行くわよ！」
「しんこくか？じたいってなｎ．．．ぎゃああああああああ！？」
「うわあああああああ！！」
次の瞬間、ふわりと体が浮いたと思うと一気に下に落ちていった。
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作者名：海神（かいと） | 作成日時：2019年5月20日 9時
