66、それはズルくない？？ ページ16
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清光くんが満足気に笑った。
その顔すら直視できない…
「何2人で盛り上がってんだよブス！」
衝撃の言葉と共に反対の腕に安定くんが抱きついてきた。
「あ、ブスって泉さんの事じゃないからね？」
すっごい近くでいい笑顔を浮かべていらっしゃる…！！
何そのキラキラオーラ！
「清光は良くて僕はだめなの？」
その顔は…！！その言葉はズルくない…！？！？
「…ﾀﾞﾒｼﾞｬﾅｲﾃﾞｼｭ」
また噛んだ。
清光くんからの攻撃だけで顔が赤くなってただろうに安定くんからの攻撃もうけて、顔が蒸発しそうだ。
心臓がドカドカ暴れてるし、なんか涙目になってるし…！！
(手入れ部屋に着いたらまず自分を修理しないといけないかもしれない。)
そんなこんなでどこをどう歩いたか分からないまま手入れ部屋まで来た。
スパンと襖を開ける。
するとそこには先客がいた。
「光忠さん？」
思わず名前を呼ぶと大きな背中がびくりと跳ねる。
大切そうに何かを抱えると振り返ることもせず部屋を飛び出してしまった。
「どう…したんだろう…？」
「追いかける？」
「い、いや、大丈夫。」
そっか、と清光くんが呟く。
光忠さんが去っていった方を見やる目が少しだけ苦しそうだったのは気の所為だろうか。
「ひとまず手入れしよっか、安定くん。」
「うん。じゃあ、お願いします。」
安定くんは刀を私に渡すと元々敷いてあった布団に潜り込んだ。
「…そういえば、この布団って誰が敷いてくれたんだろう。」
ぼそっと呟く。
すると、部屋の奥で何かがカタンと音を立てた。
「そこに居るのは誰？…怖がらなくて大丈夫だから、姿を見せてくれない？」
優しく声をかけると音の正体が現れた。
めっちゃちっちゃい…鍛冶師さん？
「あー、この子達はたぶん手入れ部屋の式たちだよ。審神者が刀剣の手入れをするのを手伝ってくれたりするんだ。
手入れ部屋に来ることなかったから、本当に居ることも知らなかったけど。」
へぇーそんな子達も居るんだー。
「小さな手入れ師さん達、初めまして。私は泉といいます。もしよろしければ手入れを手伝って頂けませんか？」
彼らはお互いに顔を見合わせると、走り寄ってきてくれた。
手を伸ばされたので、握手を交わす。
何これ、可愛すぎないか！？
「…可愛すぎる。」
「それは同意。」
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紫水(プロフ) - ルナさん» うわぁほんとだ。コメントありがとうございます！修正します！ (2019年8月2日 10時) (
レス) id: aa0c16ca22 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - コメントすみません！沖田君は、一番組組長だと思います！ (2019年7月25日 9時) (レス) id: 3371ec9e8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2019年6月8日 8時
