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運転をしながら問いかける樹。
樹「出張、楽しかったですか？」
『いやー、まったく』
苦笑いをしながらそう答えるAさん。
樹「俺と一緒にいても？」
樹「俺は今日1日中、
Aさんのことで頭がいっぱいでした」
『あー、はい、そうですか』
冷たくあしらうAさん。
そして樹は何かを確かめるように、
自分の胸に手を当てた。
そしてなにかに気づいたと同時に、
出張前にマキに言われた言葉が反射的に思い出された。
-------------出張前-------------
マキ「樹、Aのことなんだけど」
マキ「遊びなら、もうAはやめてあげて」
樹「…遊びに見えますか？」
マキ「見えるに決まってるわ」
樹「Aさんから見ても俺って」
「そう映っているんですか？」
マキ「映ってるよ、それもだいぶね」
樹「どうしたらそう見えなくなりますか？」
マキ「ん？なぜ？」
樹「いや、、なんか」
そう言って胸に手を当てる樹。
「最近、Aさんといると、この辺が」
樹「この辺がめちゃくちゃドキドキして…」
マキ「それまじで言ってる？」
樹「…」
ポカンとしている樹にストレートに言い放つ。
マキ「アンタそれ、"恋"だよ」
-----------------------------
そして樹はついに、
自分がAさんに恋をしていることに気づく。
自分の気持ちに気づいてから、
上手く行動出来なくなった樹。
『…ゅり！』
『樹！』
樹「え？！あ、はい」
『大丈夫？』
樹「大丈夫じゃ…なさそうです」
「さっきからずっと…」
樹はAさんの手を握り、
Aさんの手を自分の胸に寄せた。
早くなっていく樹の心臓の音。
樹「ここがうるさくて」
真剣な眼差しであなたを見つめる樹に、
Aさんの心臓も早くなっていきます。
『…』
『ちょ、て、手離して』
樹｢あっ、ごめん｣
パッと手を離した樹。
自分でもなぜこんなことをしたのか、
頭の中で処理できていないようです。
そうこうしているうちに、ホテルに着いたようです。
樹｢そう言えば言い忘れていたけど、｣
｢部屋、同じらしいです｣
『は？！』
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Kakityann(プロフ) - まといさん» ええ…！とても嬉しいです♡最後までご覧いただきありがとうございました！ (2022年12月10日 10時) (
レス) id: 33c9d37b4c (このIDを非表示/違反報告)
まとい(プロフ) - 最高でした……ストーリー早くて読みやすくて……今まで見てきた中で一番いい小説でした！ (2022年12月9日 23時) (レス) @page20 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kakityann | 作成日時：2022年12月4日 15時
