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カチャカチャ…


あ、帰って来た!!


急いで鍋に火を付けて温め直す

8時過ぎか…
会議ちょっと長引いたんだなぁ

先に自室に荷物を置きに行ったのか、廊下の方から「いい匂い〜〜」って声が聞こえてきて、思わずニヤける


「お疲れさまです!」

「ただいま〜〜!言ってた時間より遅くなっちゃってゴメンね!てかいい匂いーー!」

キッチンで「えーーっ!煮込みハンバーグ?!超家庭的!!」と大騒ぎな先輩


お気に召してもらえたみたいで良かった(笑)


テーブルには、煮込みハンバーグとサラダ、それとコーンスープにご飯

パンかご飯か悩んだけど、うちは昔からハンバーグに白ご飯派だったからそのスタイルでいかせていただいた


「いやぁぁぁ。こんな豪華な晩ご飯いつぶりだろ。かなり感動的なんだけど、、、!」

「味の保証はできないですよ……?褒めるのは食べてからにしてください(苦笑)」

「謙遜するなぁwwじゃあ、いただきますっ!」

ハンバーグを口いっぱいに頬張る先輩を見守る


ドキドキ

上手くできたはずだけど…
お口に合うかな…


「んん!!!美味しいっ!!!」

「良かったぁぁぁ。人に料理作ったの久々なんで、緊張しました(笑)」


先輩の「美味しい!」に安心して、私もぱくりと一口

んん。我ながらなかなか美味しい(笑)


安心したらお腹が減ってきて、先輩の前だというのにハンバーグをバクバク食べる

私、作るのもだけど食べるの大好きなんだよねーー


暫く無心で食べていたら視線を感じ、顔を上げると、優しいお兄ちゃんな顔してる先輩と目が合う


「先輩??」

「あぁ、ゴメンゴメン。Aちゃん、美味しそうに食べるなぁと思って。
あ、口の横ソース付いてるw」

「えっ、」

不意に近づいて来たかと思ったら、指で口の端をクイっと拭われ……


えっえっえーーーーー!!!!


「ん??」


いやいやいや!

キョトン顔で「ん??」じゃないよね?

今、私の口に付いたソース指で拭ってそのまま自分の口にパクって、

パ、、パクってぇぇぇぇぇぇぇぇ/////


「・・・ホソク先輩。今のはナシだとオモイマス(涙)/////」


照れすぎて両手で顔を隠しつつ、指の隙間から先輩をのぞくと、自分のした事にやっと気づいたみたいであわあわしてるのが見えた

くそぅ、、天然さんめっ、、/////

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作者名:+はぴこ+ | 作成日時:2017年10月31日 18時

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