大好きな君 (ページ19)

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止まらぬニヤケページ19

貴方side

佐野万次郎、恐ろしや。引き剥がすのめちゃくちゃ大変だったわ

校門で下ろしたかと思ったら玄関まで着いてきて｢いってきますのちゅーしないの？？？｣と私に聞いてきたくせに結局万次郎が強引にしてきて周りの生徒は悲鳴あげまくり

｢A、あんたニヤニヤし過ぎだから！どうせマイキー君のことでしょ〜？私も見たもん朝の光景｣

こいつは私の親友、リナって言うんだけど転校してきて1ヶ月なのにこんなに気が合う友達ができるとはね

『へへへへへへへへへへ、いや〜、顔が良いよねほんと』

｢まぁたしかにすごいイケメンだよね………じゃなくてさ、アンタ委員長の話聞いてた？？体育祭何出るの？って話してたけど｣

ふと視線を感じて委員長を見るとジトッと睨む委員長

『やべ…！ごめんごめん！！えー、と。あれ？なんで私選抜リレーの選手になってんの！？』

｢えーさっきセンセーが勝手に決めてたよ。Aが聞いてなかっただけだわ調子に乗るなリア充が｣

えっ世の中ってこんなリア充に厳しいの！？

『あーじゃあ私リナと二人三脚と借り物競争でまーーーす』

｢勝手に決めんなよ！！！Aと二人三脚でたら絶対足血だらけなんだけど勘弁して｣

体育祭かぁーーー、そういや万次郎の高校もそろそろ体育祭って言ってたなー。

万次郎別の高校だし借り物競争で好きな人とか出たらどうしようか

お気に入りの後輩連れてくかぁ。まぁでもリナも彼氏他校だしお互い様じゃんウケる

｢うん、全部声に出てんだよね｣

『え、まって。それは知らなかったんだけど下ネタ考えれないじゃんもう』

危ねぇ、本気で危ねぇ。下ネタ考えてたらクラスに居られなくなってたよ私