大好きな君 (ページ14)

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一筋の希望ページ14

マイキーside

わざと好きな人の特徴は自分から暴露して後からAに言わせる作戦、成功すっかな

｢じゃあ〜、身長と〜そいつの髪の毛の色と〜｣

『まてまてまて！！多い！！！身長だけで勘弁して！頼む！！』

えー、俺3個多く言ったのになぁ

『…身長は、でかくはないな。全然』

｢えーもしかしてそれって俺の事？？？｣

『っ…んなわけないでしょ！！！！ばか！！違う話しよーよ！！！』

｢ほんとに？俺じゃないの？？｣

顔をのぞき込むと

『近い！！！』

顔を赤くしてそっぽ向くA。これ、ただ男慣れしてないだけなのか？？

それとも…

いや、自意識過剰か。

｢てか思ってたけど、Aもうバイトする意味無くね？｣

『………だよね？』

｢早く辞めて毎日俺と一緒に遊ぼーな！！♡｣

普通にそんなの考えてなかった、と言わんばかりのAのアホ面。可愛い

『えー！！！毎日万次郎と遊ぶのはゴメンだけどバイトいらないじゃん！！！でも１ヶ月で辞めるとかやる気無さすぎじゃない？？』

｢いーのいーの！！ほら思い立ったら即電話〜！｣

ほらほら、と促すと

『…もしもし、アルバイトの羽衣ですけど。あ、店長ですか？実はですね…あの…』

｢あ、てんちょーさん？？俺、Aのにーちゃんだけど明日もう実家帰るからバイト辞めるって……ウン。分かった。伝えときまーす｣

ブチッ

『万次郎………ないすううううう！！！久しぶりのナイスジョブだよあんた！！！辞める理由とか考えないで電話かけたから助かった〜』

こいつもなかなか馬鹿だなー