秋白外伝【NARUTO】

続き ページ11

「火遁！！！豪火球の術！」


ブワァッと隣からくる熱。
そしてチャクラ。


口なしの身だが分かる。
彼らがどれだけ強くなったのか。


「私たち、もう先生の言う“子ども”じゃないですよ！！」


自信満々のスズメ。


「嬉しいよ、キミたちこんなにレベルアップしていたなんて…！！

私も本気出さなきゃね」


「先生は……死ぬの、怖くなかったんですか？」

「…私は…怖くなかったよ。
だって、私たちの意志を継ぐ者(ナルト)がこの世に元気に産まれて…愛する人と世界を後にするって考えると」



・





・




「どうにも、嬉しくなってしまったんだ。」





嬉しくなってしまった……そう語る彼女の横顔は哀愁漂うようで、なんというか……とても美しかった。


私は彼女より美しい人を知らない。

こんなにも良い生き様、美しい信頼、そして恵まれた容姿。




「ミナトさんは幸せなんですね。」


「どうして？」




敵からの攻撃を華麗にかわしながら私に疑問をなげかけてくる。



「だって、彼はこんなにもあなたに愛されている。」




「スズメは面白いこと言うね。


愛してくれるから愛すの。彼が私を大切に思ってくれるから私もそれに応えようと頑張れる。
度が過ぎて心配されるのがほとんどなんだけどね。」







あは、やっぱり先生は…先生だ。




好きだなぁ…。

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