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クロロ ページ27
【ムギワラギク】
拝啓
オレの愛おしい人
今年の夏はいつに増して暑い。
お前は暑いのが苦手だったな。
もう、オレを呼ぶ声も掠れてきている。
「クロロ、今日は暑いからアイスを食べよう」
「私あなたに会えて本当によかった」
「大好きだからね。クロロ。」
お前の笑顔は…いつも何かを隠していた。
泣きながらオレをかばったのは莫迦なことだ。
「私を…幸せにしてくれてありがとう
今度は、クロロが幸せになる番だよ、また今度ね。」
幸せだったんだ。オレは。
もう、お前の声も
笑顔も、泣き顔も、
悔しそうな顔も
照れた顔も
思い出せないんだ。
(ーーーいつも覚えていたい)
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作者名:ヴィズ | 作成日時:2018年10月2日 0時