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オレは ページ16
「ちょっとだけだよ」
この言葉をどれだけ待ち望んだことか。
頬を朱に染め視線を逸らして言うAさん。
「わっ！よせよ、こんなおばさんを抱いたって…気持ち悪いだけだろう？」
おばさん？
「ずっと待ち望んでいたんだ。
“A”がオレの腕の中におさまるのを。
あなたを盗むのにどれだけ願ったと思う？」
雨の日も風の日も病に伏したときも、Aのことを思わなかった日なんてない。
寧ろ毎日考えて病気を疑われたぐらい。
「今も昔も…キミは本当によくわからない子だ。
こんな感動なところで水を指すようで悪いけどキミの部下達どっか行っちゃったよ。」
「好都合だろ？」
「ハハ。聞きたいこと、山ほどあるよ。」
困ったように笑うのは、オレが年下だからなのか？
「なんでも聞くよ。オレは貴方のことが好きだから」
「やめないか？私とキミはどう考えたって釣り合わない。
こんな行き遅れババアに注ぐ時間なんて勿体ないものよ」
「歳など関係ないよ、Aを愛してるから一緒にいたい。それじゃダメなのか？」
ポロポロと涙を流す彼女をみて決意する。
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ヴィズ(プロフ) - 葉都利さん» わざわざコメントありがとうございます。励みになります。 (2018年9月29日 21時) (
レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
葉都利(プロフ) - とても面白かったです。完結おめでとうございます！お疲れ様でした。 (2018年9月29日 21時) (レス) id: d7f528593b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィズ | 作成日時：2018年9月17日 22時
