私は ページ13
結局、考えに
最悪、一睡もできなかった。
「今日も、手配犯の制裁が仕事か。」
普段はD級やC級などの程度の低い犯罪者ばかり。
過日、ジン=フリークスがクート盗賊団を一掃したことによりまぁその前の功績も相まって
クート盗賊団レベルの掃除なんて、私にだってできるさ。
でも今日は珍しくB級犯罪者の掃除だ。
確か、変な宗教団体の幹部がソレらしい。
この世から悪なんて消え去ればいい。そうすれば私はハンターになんてならなくて、普通の町娘で居られて、素敵な人と結婚して…今頃子供を授かっていただろうに。
でもこの世から悪なんて消えない。
善悪があるからこそ、この世界のバランスが崩壊しないんだ。そう信じたい。
・
・
「キミたちがーーー宗教団体の幹部…なの……か」
これは、なんだ？
目の前に広がる光景に唖然とする。
真っ赤な血の海。
あれ、無意識のうちに殺ってしまった？だとすればなんで私の身体には血一滴も付着していない？
体力も存分にある？
「これは、何かの罠か？」
20年もこの仕事を続けてきて、こんなことが起こったことは…記憶上ない。
なら私の代わりに誰かが殺った？それともたんなる偶然？
「と、取り敢えず…ハンター協会に連絡をするか…？」
「しても無駄ね」
「あたし達が殺ったんだよ」
こうも絶がうまいと感知の苦手な私としては劣勢だよ。
「キミたちはあの有名な幻影旅団…か？」
「どの有名かは知らねーがオレたちが幻影旅団だ。」
「んー、Aさん…ていうんですよね？名前。」
「フェイタン…マチ、フィンクスにシズクだっけ？
合ってる？一応調べたりはしたけど。顔と名前を覚えるのはどうも苦手で。」
「クロロもいるんでしょ？」
「ﾁｯ 団長、バレてるよ。早く出てきたらどうね」
フェイタンは…話し言葉が下手なのか…。
て言うか出身は何処なんだろうか。
「流石だねAさん…。オレ達はあなたを攫いに来た。」
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ヴィズ(プロフ) - 葉都利さん» わざわざコメントありがとうございます。励みになります。 (2018年9月29日 21時) (
レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
葉都利(プロフ) - とても面白かったです。完結おめでとうございます！お疲れ様でした。 (2018年9月29日 21時) (レス) id: d7f528593b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィズ | 作成日時：2018年9月17日 22時
