弟よ、怖がるなかれ

謝罪なし ページ6

「私はA！よろしく！」

そう言えば、ゴンはまたニコッと笑いかけてくれた。

「あなた達は？」

ゴンの後ろにいた二人に声をかけてみた。
1人は中性的な顔立ちの子に もう1人は私より年上のような男性に。

「あぁ、私はクラピカと言う。
先刻は助けてくれてありがとな」

あ、男性だったのね。

「オレはレオリオだ！
嬢ちゃんありがとな どうだ？終わったら食事にでも？」

ナンパ師なのかなあ？

「あはは、クラピカにレオリオさんね！
ハンター試験は騙し合いだからね〜頑張ってハンターになろうね！！」

そう伝え その場をあとにする
レオリオさんが(ーーー無視された)とかぼやいてるけど
聞コエナイヨ


「ぎゃぁぁぁあああああぁああああああ！！！！」

左の方から男の野太い叫び声が聞こえてきた。
悲痛に耐えられなくなったような そんな感じの叫び声。

そっちに視線をやると ピエロルックな男と普通の男、でも普通の男には両腕がない

まさか切り落とされた？
ピエロルックな男に目立った武器はないし、纏も出来てるから
念能力者か 厄介だなー、関わりたくないな。

「アーラ不思議♡」

「腕が消えちゃった♤
タネも仕掛けもございません♤」

「お、おおおオ オレのぉ！！！」

彼はなぜ腕を切り落とされたんだ？


「気をつけようね♢
人にぶつかったら謝らなくちゃ♣」

ああ、そういうこと。
謝罪がなかったのねぇ……危険人物ね。

44番と私、サシで殺り合ったらどっちが強いかな？


まぁ出来ればハンター試験ごときで目立ちたくないというのが事実。

まぁ大丈夫でしょう
念能力者は私を含めて3人。

だが彼らには私が念能力者 だと気づかれていないしね。
意識的に纏しないのも結構つらいんだよ

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