俺が払う ページ38
凛月「俺の気持ちだから。
受け取ってよ。」
凛月は私を凛月の方に向かせる。
凛月「…うん。似合ってる似合ってる♪」
A「つけてくれたの！？」
凛月「付け方わからなかったんでしょ？
俺もこんなのつけるの初めてだったけど、
なんかそれっぽいところ押したら付けられたよ。」
A「そういうもんか…。」
A「ありがとう。凛月。」
凛月「どういたしまして。」
A「このネックレス、凛月の目の色にそっくりだし、
この髪につけてるバレッタは、真緒の目の色にそっくりだよね！
二人と一緒にいる気がして、安心するな。」
凛月「…ごめんやっぱりそっちのバレッタ俺に返して？」
A「え、なんで！？」
凛月「ま〜くんの目の色だなんて考えてもいなかった…。」
そういうことか…。
A「でも、凛月から貰ったものっていうことが１番嬉しかったよ。」
凛月「…それならいい。」
なんて可愛い反応…。
凛月「でも、どっちも赤にすればよかったかも…。
悩んでたんだよね赤と緑で…。
そうすればAは俺だけのものだったのに…。」
A「うん、なんか勘違いしてない？」
ー数時間後ー
…はぁ。
A「凛月…。
ここお店だから起きて？」
枕と毛布を買うはずが…
ベッドのコーナーで凛月が寝てしまった…。
店員さんが来る前に、早く起こさないと…。
A「…凛月。もう家に帰って寝る？」
凛月「…ごめん起きる…。
…ふぁぁふ…。」
A「起きてたのか…。」
凛月「うん。寝心地がいいかどうか確かめてた。
この枕買おう。」
A「えっ！ちょっとまって！」
凛月が起き上がって急にレジに向かうから驚いた。
A「それいくら？」
凛月「○○○○○円。」
A「ええっと…。」
凛月「待って、なんで財布開いてるの。
俺が払うに決まってるでしょ？」
A「え、なんで？私が買ってあげるって言わなかった？」
凛月「聞いてないよ。
こんな金額、女の子に払わせるわけ無いじゃん。」
A「…イケメンだけど
今回ばかりは私が払う！
凛月はさっきもっと高いのを買ってくれたんだし！」
凛月「だめ。貯金なくなるよ？」
A「なくなってもいいから払わせて〜！」
凛月「いいから財布しまって！」
このやり取りが十分くらい続いた。
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