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頼れる先輩 ページ16

凛月「ス〜ちゃんが最初にいなかったのは、A呼びに行ってたから?」

司 「そのとおりです。

しかし、Aさんとは少し仲良くなれた気が………凛月先輩顔が恐ろしいです。」

嵐 「あら、嫉妬してるのねぇ!」

泉 「べた惚れじゃん。」


恥ずかしくて体温が上がる。
 

レオ「今日の計画は、全部俺たちが考えたんだぞ!」

凛月「は?俺ナッちゃんにしか相談してないんだけど。」

泉 「そのなるくんから相談受けたの。 」

嵐 「アタシ一人じゃ流石にできないと思ったもの。

だからKnightsのメンバーにも協力してもらったのよ。」



凛月も悩んでくれてたんだ…。



泉 「ライブ前日だし、家でゆっくりしてほしかったところだけど、

くまくんが調子悪いままライブに参加するのは
なんとしてでも阻止しないといけないことだったからねぇ。」

司 「驚くほどmistakeを連発するんですよ。」

凛月「ス〜ちゃんお口チャック。」

司 「ムッ!」





レオ「ところで、Aは明日のライブ、来れるか?」

A「あ…。実は来れないんですよね…。」

レオ「そうか!

じゃあ、今ここでライブをしよう!」

A「…いいんですか!?」

レオ「あぁ!だって俺たちはここでレッスンするために来たんだからな!」

泉 「お姫様第一号はAってことで。」

凛月「俺を見とくんだよ〜♪」

嵐 「AちゃんがKnightsのファンになってくれるように、頑張るわよぉ♪」

司 「それでは曲を流しますね。」



5人は歌い始めた。












A「……。」

凛月「あ、おはようA。」

A「…え!?」


気がつけば凛月の背中にいた。


泉 「俺らの歌で寝るなんて。チョ〜うざい。

今日ばかりは許してあげるけどねぇ。」

嵐 「きっと、安心して眠っちゃったのよ。

疲れてたのね。」

司 「お休みになったのは最後の曲の始めのときでしたので、

あとの曲では起きていたと思いますけど。」


A「ごめんなさい…。」



歌が優しすぎて眠くなってきちゃった…。



レオ「流石うちの居眠り王子の愛する人だな!

大事なときに寝る!」

A「ごめんなさい!」

レオ「…まぁでも、眠れるくらいには安心したようだな。

良かったよ。」

泉 「また、くまくんと何かあったら言いなよぉ?」


そう言って連絡先までくれた。




Knightsの先輩は、本当に優しい人たちだ。

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年3月29日 0時

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