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夜行性 ページ3

A「あの、私はAAです。

あなたのお名前は…」


??「そう言えばまだだったねぇ。

俺は朔間凛月。凛月って呼んで。」




A「凛月さんですね。





あの、凛月さんは嫌じゃないんですか。」





凛月「?何が?」









A「私と…許嫁であること…。」



















凛月「…うん。嫌じゃないよ。」

A「…え?」






凛月「嬉しいわけでもないけどねぇ。

俺は別に恋とかしないし。誰とどんな関係になろうが興味ないし。」



A「へぇ、凛月さん格好良いのに。

彼女さんとかいそうだなって思ってました。」


凛月「彼女?恋人ってこと?」


A「まぁ、はい。」







凛月「じゃあ、俺の彼女はま〜くんかな。」







A「?」







え、それって…。






A「ま〜くんさんって、男性ですか?」


凛月「そうだけど。」



A「…。」




ナシではないよ?

ないけど、彼女なのかそれ??って思っただけで。





凛月「冗談だよ。ま〜くんは俺の幼馴染み。」






…はぁ、もうよく分からないからいいや。






A「ところで今何時ですか?」


凛月「十二時。日付変わってるよ。」


A「うわ、もうそんな時間…


な、なんか凛月さん昼間よりイキイキしてません?」





こんな遅くになんでこんなに元気なの。





凛月「俺は夜行性だからねぇ。

昼に寝て夜に活動するの。



でもあんたは寝たほうがいいと思うよ。明日学校でしょ?」



A「凛月さんもじゃないんですか?」



凛月「俺はいいの。学校行っても寝るだけだし。」

A「…それ、駄目じゃないですか。」










翌朝。


目が覚めると…。





A「!?」




隣で寝ている凛月さん。


…マジか…。







いや、どうして!?

自分の布団あるよね!?





私は凛月さんを起こさないように布団から抜け出し、学校の準備をした。



ぴこん



メッセージの音だ。

凛月さんの携帯かな?



音のする方へ行くと、携帯の画面が光っていた。

昨日言っていた、ま〜くんさんからだ。


ま〜くん「悪い凛月!今日朝早いから、起こしに行けない!」




凛月さんって、いつも起こしてもらってたのね…。

え、今日来ないってことは、自分で起きろと?




直感だけどこの人には無理だ。








起こしたほうがいい?





でもなんか、申し訳無い…。

起こしちゃっていいのか?

めちゃめちゃ気持ちよさそうに寝てるのに…。







いや、学校に遅れるよりはマシだよね。






A「り、凛月さ〜ん!」

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照山紅葉 - 名無しさんさん» コメントありがとうございます。夜分遅くにすみません!初めてここまで高評価いただいて、驚いています。今後ともよろしくお願いします! (2022年3月29日 1時) (レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 続編ありがとうございます!この作品大好きなので最後まで応援させていただきます! (2022年3月29日 0時) (レス) @page50 id: 62c0e911ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年3月17日 14時

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