野球部の恋愛事情 (ページ28)

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Aside

　山崎先輩と別れて、下駄箱に向かう。

　「昇太-! たつ-! ってあれ?」

　2人の姿は見えなかった。

　「も-!どこ行ったの…」

　困り果てているとき

　「いてっ」

　おでこにデコピンをくらった。

#21「遅い…」

　「ごめんごめん」

#31「……」

　「たつ?」

　明らかにたつの様子がおかしかった。

#31「…なんでもない」

　なんでもないはずがない。

　だって今にも泣きそうなんだもの。

　「ねぇ、たつ」

#31「…何?」

　「無理しないでね? 何かあったら遠慮しないですぐ言って」

　軽くたつの頭を撫でる。

#31「うん…」

　少しだけ、たつの顔が明るくなったような気がした。

#21「…お前ら」

　「え? なになに?」

#21「俺の前で…ｲﾁｬｲﾁｬすんな」

　「は?」

#31「ｲﾁｬｲﾁｬしてないし。な、A?」

　「うんうん」

#21「はぁ…」

　「あ…もしかして-! 妬いた?」

　昇太に限ってないか?

#21「ばっ…!バカ言ってんじゃねーよ」

　図星か?

　
　「うっわ-バカって言われた! ねぇ-たつ聞いた?」

#31「聞いた!」

　「悲しいよぉ…うわーん」

　棒読みで言ってみる。

#21「棒読みやめろ」

　「はいはーい」

#21「"はい" は1回」

　「はい…」

#31「A素直」

　たつがお腹を抱えて笑う。

　「まぁ…2人ともなんかあったら言ってね?」

#21「おう」

#31「うん、ありがとう」

　3人で並んで門をくぐった。

　新作アンケートします。

　＜短編の場合＞

　・どこの球団がメインか

　・ジャンルは何か

　＜長編の場合＞

　・どこの球団の誰がメインか

　・ジャンルは何か

　答えてくださったものの中から選んで、新作を書きたいと思います。

　

　コメント欄にてお待ちしてます!

　

　すなっち

　
　

　