12. ページ12
昇太side
4限が終わって、やっと待ちに待ったお昼。
いつもどうりAと一緒に食べようと声をかけようとすると
「昇太-!一緒にメシ食おうぜ-!」と仲良くなった奴に誘われた。
#21「おう!」
お弁当を準備しているAと目が合って、「こっちこっち」と手招きした。
でも、Aは少し考えて首を横に振った。
「知らない人が居るからな…」と思ったが違った。
「ここで食べる」とAが俺に伝えた。
俺、今断られたんだよな…。
今までAに一度も誘いを断られたことない俺は
現実を受け止められない人のように、頭が真っ白になった。
「俺より、柴田」
頭の中でその言葉がしつこく流れていく。
Aは俺の彼女じゃないのに。
俺以外のやつと仲良くしたって別にいいのに。
なぜか、体は固まってしまった。
「分かった」とだけAに伝えて前を向いた。
「俺の気持ちがバレていませんように」と心のどこか片隅で祈った。
いつか、自分の口からAに思いを伝えられる時までは…。
83人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 了解しました (2018年3月22日 21時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - ありがとうございます!お願いします (2018年3月21日 20時) (レス) id: 3950307191 (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» 大丈夫です! (2018年3月21日 16時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
ちーちゃん - 特にありませんが、おまかせでも構いませんか? (2018年3月21日 14時) (レス) id: a589a13f8c (このIDを非表示/違反報告)
すなっち(プロフ) - ちーちゃんさん» コメントありがとうございます!ジャンルはこれがいいとかありますか? (2018年3月20日 23時) (レス) id: c32c3f8c05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆーき | 作成日時:2018年1月10日 23時