SEVENTEENの紅一点(嘘)

あるナムジャペンのお話 ページ45

アニョハセヨ、SEVENTEENというグループのリリィペンのファン・ミンジョンです。
かれこれリリィペンをしてから8年が経ちます。初めは女の子だと思ってペンになりましたが、男だと知っていても尚離れることができなくなる魅力が彼にはありました。
サイン会に行くと、僕を見つけては嬉しそうに頬を弛ませてくれます。

「ミンジョニヒョン!今日も来てくれたんですね」
「うん、Aの為ならね。仕事だって休んできちゃった」
「えっ、うそ」
「嘘だよ」
「あー、びっくりした」

そういって胸を撫で下ろし笑顔になる可愛さは女の子顔負けな程。
他のペンの子から貰ったのか、ウサギのカチューシャと片目だけのメガネはよく似合っていて、不思議の国のアリスのウサギみたいだ。

「ヒョンこないだの企画うまくいきました?」
「あー、うん。かなりね。課長が褒めてくれたよ」
「お!!お疲れ様ですヒョン。すごいですね」
「ありがとう、ってあれ?A痩せたねー?」
「あー、はは、そうなんですよ」

握る手はいつもより細く骨っぽかった。

「何かあったの?」
「聞いてくれるんですか」
「もちろん、時間の許す限りで」
「ありがとうございます.....俺、最近忙しくて、でも俺、弟たちの面倒とか見なきゃいけないから、あんまりまともなご飯食べられてないんですよね、別に、弟たちはなんも悪くないんですよ?ただ、俺の時間の使い方が下手だから、」
「A、自分の言いたいこと言わなきゃ」
「??...どういう???」
「だから、言い訳つけて無理してるんだよ、お前」
「そうですかね...」
「痩せてると僕が癒されないから早く太れ」
「ミンジョニヒョン一緒にダイエットでもしますか?ヲヲ」

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リリィが唯一弱音を言えるナムジャペン第一号くんがいたらいいなと。
ヒョン相手なら素直に言うこと聞けるはずだから!!!!うちのリリィちゃん!!!

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