SEVENTEENの紅一点(嘘)

ヨジャ(嘘)の１日4 ページ11

着いたのはおしゃれな建物。雑誌とカムバ用の写真を撮るみたいで、着くなりマネヒョンに急かされながらメイクや着替えをした。まずはソロ撮影。俺から呼ばれたので、スタッフさんに挨拶をしながら撮影を開始。



「よろしくお願いしますー」
「よろしくねー、じゃあリリィくんまずそこのベッドメインで撮ろうか。大人の余裕がテーマだよ」
「マジですかｦｦ。わかりました」



だからかなりシックな服だったんだ。メイクも何気濃い気がするし、ちょっと恥ずかしいけどベッドの上で余裕そうに黄昏てみる。するとまたポーズを変えて寝転がってみたり、挑発のポーズをとる。うーん、毎回だけどソロ撮影だと恥ずかしいな。
そんなことを思っていると、寝室の扉から顔を覗かせるノリノリのグァナと真顔でこっちを見るジョンハナが目に入った。
えっえっ、どういう状況。



「流石ビジュアル担当だねー、流し目もいいよー!」
「えっ、あ、カムサハムニダ、ｦｦ」



+++



「わー、ヒョン格好いい....!」
「グァナ本当にA好きだよなー、なんで?俺の方がいいじゃん」
「えっ」
「えっ」
「ハニヒョンってジャイア」
「は?」
「いえ何でもないですけど」
「そう。ほらチャニー?そこにいたらA見えないだろ」
「いやっ、や、僕はいいんです!見なくても平気です!」



+++



ソロ撮影が終わり、休憩室へ向かうとソファーには撮影待ちのスニョンとウォヌとミンギュが。
スニョンとウォヌの間に座ると、ゲームをするウォヌが膝の上に頭を置いた。



「またゲーム?」
「ん、もうちょっとでクリアしそうなので」
「ふーん、ヒョンの膝いい?」
「いいですよ」
「あー!ウォヌずるっ」



スニョンがゲームしているウォヌを羨ましがっている。別に俺の膝なんて出来れば取り合わないで欲しいし騒がないで欲しいとはっきりいった方が良いのだが、うん。弟たち本当可愛いんですよ。
バシバシとウォヌの肩を殴るスニョンを宥め、肩を抱き抱えて寄り掛からせるとスニョンも満足そうに微笑んでいる。



「あ、また出来てる"リリヒョン溺愛セット"」
「なんだジフナー?来ても良いぞ?ｦｦ」
「遠慮します」
「ええっ」

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