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俺の好きな子(3) ページ4

〜月曜日〜

休日に彼女に会える何てのは夢のまた夢で、折角同じクラスになったんだから休日何て要らない。
早く終われと願ってる間に過ぎた休日。

クラスに入って彼女がいないか確かめて。
クラスを見渡しいないと判ったらダラダラ自分の席に腰を下ろす。

リュックから一限目の教材を出して特に意味を持たない溜息を吐けば前方から大きな笑い声。
うるせぇなと目を向けたら……今のところ彼女と一番良く話す、クラスの男子…佐伯クン。

佐伯ってのはネット上でのネームらしく、引用。
何でも彼女と小5の時から一緒の幼馴染み何だとか。

幼馴染みだと知った時は普通にムカついた。

は?何だよ幼馴染みって。
美味しいポジションにも程があるだろ。

って感じに。
朝一の苛つき。

ガラッと教室のドアがスライドされそれとなく目を向けたらびしょ濡れの彼女がいて。
彼女が『おはよー』と言うのと同時に彼女の周りに人が集まる。


「サヤ(※彼女のネット上のネームらしい)ちゃん?!どうしたのびしょ濡れじゃん!!」

「誰かタオルー!!」

「え、いいよ自分のあるし」

「お黙り!!私アイロン持ってるからほら!!そこ座って!!」

「あ!待って私ドライヤー持ってきてる!!」

「あ、俺ケープあるよ」

「え、キモ」

「酷くない?」


来る前とは比にならないくらい一気に騒がしくなった教室。
佐伯クンが彼女に『かいちょ〜めっちゃびしょ濡れじゃんw』って話し掛ける。


「おはよ。いや〜、雨降っててさぁ」

「うん傘は?」

「えー…っと…風で飛んだ」

「あぁはいはい、傘無い人に渡したんだね」

「え、ねぇ、人の嘘読み取んのやめよう?」

「かいちょーめっちゃ分かり易いんだもん」


そっか、人に貸したのか、と一人で納得。
それと一緒にこんな土砂降りの中人様に傘渡すとかどんだけお人好し何だよと言いたくなった。

クラスメートに叱咤されながら髪や服等を乾かして貰ってる彼女を黙って見てた時。
彼女が此方を向き『あ、ハヤテ君おはよー。見て見てずぶ濡れ!』と手を振る。

え、え、何これ手ェ振り返したら良いの?振り返さなかったら感じ悪いよな多分。
っかずぶ濡れってのを明るく言うとか可愛いかよバカ。

因みにこの後手ェ振り返したら友達に揶揄われたんでちゃんと一発叩きました。
彼女が可愛かったです。

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設定タグ:実話 , 日記 , 恋愛   
作品ジャンル:エッセイ/日記, オリジナル作品
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葉璃/Hari. - そして最近、非常に困っています。彼からの恋愛感情をしっかり自覚してから、目を見て話せないんです。ドキドキしてしまい、話もうまくできず逃げてしまいます。もしよろしければ、アドバイスを頂けたら、うれしいです… (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
葉璃/Hari. - クラスメイトも担任も皆、両想いなんじゃね?と、前々から薄々気づいていたらしく(担任まで…)くっつけようという感じになっているのですが、肝心の我々が一歩踏み出せておらず(笑) (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
葉璃/Hari. - 何故コメントをしたかというと、今好きな人と両想いなことが発覚したからです。ニ者面談で担任にばらされました(オワタ)…と思っていたら、男子が「あいつお前のこと好きなんだって」と教えてくれまして。 (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
葉璃/Hari. - とてもとてもご無沙汰!です。葉璃です。時折作品を読みに戻ってきてはいたのですが、とうとうコメントを…(笑)私はこのお話が大好きですので、待ちきれなくなった所存でございます。前回のコメントへの誠実な返信、ありがとうございます。感動致しました。 (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
フクロウ少女 - 本当に実話かと思うほど学校生活やその外が充実していて、展開が多くて面白いです。私は性格のせいもあり、全然そういうことがなかったからとても妬ま...羨ましいと感じた。(自分はそういうの無視して本読んでるタイプ)こんなことがあるととても日常が輝いて見えそう。 (2020年6月22日 17時) (レス) id: 7343bd90c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハヤテ | 作成日時:2019年9月5日 0時

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