俺の好きな子（10） ページ12
〜お姉さん〜
授業終了の鐘が鳴って、午後のSHRも終わって。
一気に教室が賑やかになる。
俺もその内の一人。
友達の『ハヤテほら行くぞー！』って誘いに教材をリュックの中へ入れて机の脇に掛けつつ席を立つ。
「全力バスケ第9回！！」
「今度こそ決着付けたるに！！」
「佐伯クンはやんねーの？」
「いや〜、俺はピアノ派だからさぁ」
「あぁ指怪我したら大変だもんな」
「あ、こらハヤテ君。バスケやんのは勝手だし佐伯君を気遣うのは良い事だけど室内でドリブルしないのー」
間延びとした彼女の注意に軽く謝って、ついでに彼女も誘ってみる。
何でも今日彼女は他校の人と遊ぶ約束してるらしく断念。
若干気落ちしながら今一度バスケットボールを抱え直した時ふと気になった事が一つ。
廊下がめちゃくちゃうるさい。
数人のバタバタとした足音と聞き覚えのない声が聞こえる。
それも段々と此方に近付いてる様で、何だと首を傾げた。
突如音を立てて教室のドアが勢いよく開く。
勢いよすぎた所為でか一度ドアが開いてすぐ閉じた。
「いっ………った！！！手ェ挟んだーーー！！」
「ドアが可哀想」
「この場合可哀想なの我の手だろ？！」
「そーだそーだ！女子の手は女神の手何だよー！！」
やっぱ聞いたことない声。
サヤが『嘘だろ…？』と静かに席を立った。
と、もう一度、今度は普通にドアが開く。
開けた奴は見た事ない顔で、普通……、いや、普通以上に可愛いわ。
俺は俄然美人派だけどこの人は可愛い。
ドアを開けたショートの可愛い人とその連れと思わしき人達がクラスを見渡す。
目当ての人物か何か見付けたのか、判り易い程の笑顔を浮かべた。
「サーヤーーー！！！」
「俺のサヤちゃ〜〜んっ！」
「会いたかったーー！！」
「ぎゃァァァァ！！私のエンジェルが前より可愛くなってるーー！！可愛さ増し増しの更新中ーー！！」
「サヤちゃん久しぶり〜」
「……他校の教室って新鮮」
男子一人を除いて他校の人と思わしき人達が彼女に抱き着いた。
大勢一気に抱き着かれた所為か彼女が埋もれて見えなくなる。
サヤがゆっくりと真っ先に抱き着いたショートの可愛い人以外を放す。
ニッコリと会長スマイル(猫被った笑顔)を浮かべたら。
「っっ？！？！いっだぁぁぁぁ！！！何で回し蹴りすんだよサヤ！！折角感動の抱擁なのに！！」
「そーだそーだ！私はやられてないけどあんまりだよ！！」
「私はサヤちゃんの愛の蹴りも拳も受け止めるよ！！」
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葉璃/Hari. - そして最近、非常に困っています。彼からの恋愛感情をしっかり自覚してから、目を見て話せないんです。ドキドキしてしまい、話もうまくできず逃げてしまいます。もしよろしければ、アドバイスを頂けたら、うれしいです… (2021年1月31日 1時) (
レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
葉璃/Hari. - クラスメイトも担任も皆、両想いなんじゃね？と、前々から薄々気づいていたらしく(担任まで…)くっつけようという感じになっているのですが、肝心の我々が一歩踏み出せておらず(笑) (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
葉璃/Hari. - 何故コメントをしたかというと、今好きな人と両想いなことが発覚したからです。ニ者面談で担任にばらされました(オワタ)…と思っていたら、男子が「あいつお前のこと好きなんだって」と教えてくれまして。 (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
葉璃/Hari. - とてもとてもご無沙汰！です。葉璃です。時折作品を読みに戻ってきてはいたのですが、とうとうコメントを…(笑)私はこのお話が大好きですので、待ちきれなくなった所存でございます。前回のコメントへの誠実な返信、ありがとうございます。感動致しました。 (2021年1月31日 1時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
フクロウ少女 - 本当に実話かと思うほど学校生活やその外が充実していて、展開が多くて面白いです。私は性格のせいもあり、全然そういうことがなかったからとても妬ま...羨ましいと感じた。(自分はそういうの無視して本読んでるタイプ)こんなことがあるととても日常が輝いて見えそう。 (2020年6月22日 17時) (レス) id: 7343bd90c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハヤテ | 作成日時：2019年9月5日 0時
