モブはヒロインを守る？守りたくないんですが【 学d!】

入学式 ページ3

Aside

屯さんが先の道を歩いて行った

歩くスピード速いな





、







しばらく歩くと星が口を開いた


星「何でぇ？」

A「何が？」


…まじで何すか？

そして遅刻してしまうんですが？

速く行きたいんですが？


星「イケメンを手放したことだよ！

そして何で私の腕じゃなくてあんたの腕引くんだろ」

A「…」


知るか。本人に聞けや

そしていつもの口調と違うから本性バレバレやんけ。

…落ち着け。親友ポジ…親友ポジ…


A「…ごめんなさい」

星「ﾁｯ…早く行くよ」


誰目線やお前

こちとら柔道で世界大会優勝したものだぜ？

…思えば私だって本性ヤバイな








、









、









、









そのまま他に何も話さず学校に着いた

すると何かを見つけたように星はぶりっ子走りをしながらあるところへ向かっていった

何があるんだろ

そう思いながら私は校門を通る



A「あぁ…」


そう言ってしまうのも無理はない

十何人かの男の人を囲んで女子が叫んでる


うるさい…

星が行ったのはこれか。



ん？あの人ごみの中から誰か出てきた


そして…



何故こっちに来るんだ

おい。


A「誰ですか！」

？？「ん？珍しいなぁ…」


何がだよ

生徒会こっち来るから叫び人が…


来なかった。
良かった


A「名前は何ですか？」

？？「急に来てすまんな…

俺は柘呂(しゃろ)や。シャオロンでええで！」


…生徒会だ。


…まぁいいか(何故か優しい)
おい()いらん


A「何故こちらへ？」

シャオロン「ん？こっちの方が安全かなって…

嫌なん？」


もし叫び人が来たら嫌だが…

生徒会だから言えねぇ…


それでしかも仲間置いてけぼりかよ

何だこの人


A「…何年生ですか？」

シャオロン「二年やで。よろしゅうな！」


よろしくしないけどよろしくです

…この学校って何故か五年まであったんだよな



しかも一応先輩ってのが気に食わん！


A「私一年生なんで…

よろしくしないけどよろしくです。シャオ先輩」

シャオロン「先輩って言われるの良いなぁ！

やけど何でよろしくしてくれんの？俺Aのこと気に入ったで？」


絶対女たらしだろこの人。

女子の気持ちをもて遊ぶなぁ…
よろしくしないならよろしくしないんだよ


A「…着きましたよ」

シャオロン「ん！じゃあまた会おうな！」


二回目の分かれかな。

星がいなくて良かった気がする



私は下駄箱に靴を入れ、星を探しながら歩く

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