汚いきみの掌の上【三途春千夜】 (ページ3)

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「三途、どうしたその頬。マスクの上からでも見えてるぞ」

「えっと、恥ずかしいんですけど自転車乗ってたら転んじゃって...

もう大丈夫です、ご心配かけてすいません」

隊長に頭を下げれば、そうかと納得したようや表情を見せてマイキーの方へと去っていった。

馬鹿か？アイツ。
この俺が自転車ごときで転ぶ訳ねぇだろ？つかまず乗らねぇし、バイクか車で十分だろ。

頬の傷をなぞってみれば、ピリッとした痛みが俺を襲った。その痛みに俺は快感を覚えるのだ。

放課後毎日、学校の化学実験室で俺に痛みをくれていたAちゃん。とある日は俺を無理矢理吐かせたり、腹に無理矢理ピアスを入れたり、虫食べさせられたり、羞恥ぷれいもどき、首を絞めたり、漏らさせられたりもしてたっけなァ...♡

ヘソの部分を触ってみれば、ゴリっとピアスの感覚がしてあの時の光景がフラッシュバックして、俺のブツが大きくなった感覚がした。よかったワ、集会終わった後で♡

Aちゃんは学校に行けていない。俺にしていた行為が何者かにバレてクラスメイトたちに暴かれてしまったのだ。

Aちゃんは周りからの評価をよく気にしていた。だからクラスメイトにバレて、今まで築き上げてきた信頼、立場、全てが終わってAちゃんは堕ちた。

Aちゃんが一番仲良かった奴らも、一週間が経ってしまえば彼女は最初からいなかったとでもいうような態度で過ごすようになり、Aちゃんの存在が今では学校から消えていた。
女の友情なんて所詮そんなモンだろ。

表面上では「学校に行きましょう」なんて言ってるけど、行ったってもう元には確実に戻らないんだからずっと部屋で独りでいてほしい。
俺だけにかまって、俺だけを視界に入れてもらいたい。

...たまには俺が優勢の立場に行ってみてぇけど...今はまだガマンだなァ..♡

これでいい。この流れでいい。

これが俺の理想通り。

「...抜いてからAちゃん家行くか♡まだ嫌われてたくねぇし♡」

あ..もうきらわれてんだっけ？♡