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ページ12

『じゅじゅつし......?』


何言ってんだこいつは。
じゅじゅつ......呪術......?陰陽師みたいな?


「そっ呪術師......知らない感じ?」

『初めて聞きましたが』

「ふーん......」


まだなんか言ってるけど早くどっか行ってくれ......
呪術師だかなんだか知らんけどこっちは疲れてんだ。


「で、君はこれからどうするの?」

『泊まるとこ探しに街へ』

「こっから結構距離あるよ〜空いてるかわかんないし。あてがあるんだけど、どう?」



『......いえ』


胡散臭


「こう見えて僕、高校の先生やってるんだよね〜」

『はぁ』

「君も疲れてるでしょ


......そろそろ限界だろうし」


断ろうと口を開いた瞬間、体の力が抜け支えられた


「ほらー無理はよくないよ〜ちょっと失礼」


うわーたかーい。

この年で男の人に背負われるとか......

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作者名:トキ | 作成日時:2021年1月8日 8時

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