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まっすぐ、走り出す。

体が軽い。、

“力“が漲っている。

あいつの心臓があると思われる場所に向かって刀を振るう。

今までとは違った確かな感触。

それは呻き声とともに消え去っていった。


刀を鞘に収めるとこんのすけが駆け寄ってくる。


「主様!生きていて.....よかった......!」

『勝手に殺すな。こんなところで死にやしないよ』


1回諦めたことはこんのすけには内緒。


「本当に心配したんですからね!」

『はいはい。さっ、早く宿見つけるよ』




「お見事〜」


拍手をしながら背後からゆっくり近づいてくる背の高い、目を隠した男。


『誰だ』


気配がしなかった
いつから見ていた......?


「へー呪術師やってて僕のこと知らない人もいるんだねー」

仇→←漆



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作者名:トキ | 作成日時:2021年1月8日 8時

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