【呪術廻戦】 お前は推しじゃないんだよ！！ 【五条悟】

推し36 ページ38

NOSide


ヒメリとの一時はAにとって楽しく
まるで同い年の子と
話しているような感覚だった


そして時間はあっという間に過ぎ
日が沈みはじめ辺りは暗くなってくると


「みつけた！！」と店内に乱れた声が響く


振り返ると監視役だった


Aはゲッと声を漏らしすぐに目をそらす


監視役は顔を強張らせ
「なに勝手に出歩いてるんですかぁ？！」
とかなり怒っている


そんな監視役に対して
内心メンドクセーと思いながら
「すみません」と口では謝った


監視「ほら！！戻りますよ！！」


『はーい』


立ち上がろうとするとヒメリと目があった


ヒメリは凄く悲しそうな目をしていた


Aはそれを見かねて
自身のスマホを差し出した


『連絡先交換しない？』


Aがそう言うとヒメリは
嬉しそうに何度も何度も首を縦に振り


喜んで連絡先を交換した


そして喜んでいたのはAもだった


交換後すぐに監視役に
腕を引かれ車に押し込められる


走り出す車から後ろ


ヒメリの方を覗くと
ヒメリはずっと手を振っていた


『ほんと、良い子だな』


何故あんなに良い子が‥と
Aはあの女子生徒3人に少し


いや、かなり頭にきていた


『なんで善人があんな目に合うんだろ』


監視「はい？」


『なんでもないです』


不機嫌そうに窓を見ていると
スマホに通知音がなり画面を見ると
ヒメリからだった


画面には「明日はお暇てすか」と
書かれていた


誤字にふふっと笑いをこぼし
すぐに返信した


『てすかってなんだよ、もう』





・




・




・





・




ヒメリ「やった！
明日もAちゃんと会える！」


ヒメリはAの返信を見て胸を躍らせた


こんなに人といて楽しいこと彼女にとっては
高校に上がって初めてのことだった


ヒメリ「へへっ‥‥楽しみ！
早く明日が来ないかな！」


「うん！明日が来るといいね」


【ごぽこぽっ】


ヒメリ「え」

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