ななじゅうごわ！ ページ40
「Aにも人間味はあったようで安心した」
「1番人外なテメェが言うか」
『……確かに、なんで恥ずかしいんだろうな』
ミホークの悪口はこの際無視する。けど、言われてみれば何でだろ、自称メンタル強いのに。
「お前の馬鹿みてぇな自己肯定感のせいだろ」
『、うわ………クロコダイル天才か…？？』
絶対それだわ。さっき愚痴っただけなのによく分かったな。
昔から、程度と気分によるけど、醜態晒したりとか挫折したらちょっと羞恥心を感じることがあった。
多分、私が基本的に何でもそつなくこなせるタイプだからだわ。プライドがへし折れるんだろうな。
「俺はAの弱いとこ見れて嬉しかったぜ」
『ドフラミンゴ……………………、お前のせいだけどな』
「ウッ」
『お前がどう思うかじゃなくて、私が恥ずかしいんだよ、お前が喜んでると思うと』
「ぐっ」
やる気は十分。だが、メンタルケアのアドバイザーとしてはバツ。
「俺はさっきお前の泣き言を散々聞かされたんだが？」
『それは言うなよ』
「今更恥ずかしいのか？」
『……確かに…クロコダイルはいいか…』
あそこまで言ったらもういっそ開き直れる。
「俺は？」
『ミホーク〜〜〜〜？？？んー……………さっきの私見て好きじゃなくなった…？』
「は？？？」
「はぁ…」
ドフラミンゴはミホークに、クロコダイルは私にマジかという目を向ける。私に向けるのは違えだろ。
『まあそれは別にどっちでもいいんだけど』
「マジで性格カスだなお前」
「俺も別に何とも思ってない、今更だろう」
「ちょっと待てミホーク、話聞かせろ」
クロコダイル…性格カスってお前に言われんのは心外の極み。自分の言動振り返れよ。
「今更だと言っているんだ。ほら、人間誰しもナイーブになることはあるだろう？俺はないが」
『何だコイツ』
「何だコイツ」
「俺が聞きてえのはそれじゃねェ…！！」
今までミホークに開いてきた心の扉が今大きな音を立てて閉じたわ。
……いや、風邪ひいてないときは割とこんな感じだったな。
「何だ、Aの性格が終わっていることに俺が何とも思ってない話か？」
「違う」
「そんなもの、熱にも関わらず要所要所で洒落にならないボケを挟んでいる時点で察せられるだろう」
「それに惚れてるお前の方がヤバイけどな」
「俺の声届いてるか？？違うってんだよ」
ミホーク…本当に私のこと好き…？？？
なんかこう、私より人の心なさそうな人間見ると安心するよな。
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無礼物(プロフ) - なぎささん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけてなによりです〜！続編の方は修正にまだ時間がかかりそうで、もう少しお時間いただきます…！申し訳ないです…！ (11月1日 18時) (
レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - trumpet423さん» ありがとうございます！！期待こたえれるようにがんばります！ (11月1日 18時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - 始めまして！ とても面白いです！！つい、一気見しちゃいました。 良ければ続編を見たいのでパスワードを教えていただけませんか？ (10月21日 9時) (レス) id: 9e4df9710a (このIDを非表示/違反報告)
trumpet423(プロフ) - 続編が楽しみです！修正されていなくても読みたいぐらい！！ (9月28日 9時) (レス) id: d5ce9d2109 (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - カイさん» ご愛読ありがとうございます！すみません、続編はまだ修正中ですのでもう暫くお待ちください…！更新速度がゆっくりで申し訳ないです…！ (9月16日 1時) (レス) id: 64341fbe5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無礼物 | 作成日時：2018年1月5日 0時
