あなたの我儘を聞かせて (ページ31)

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ステージページ31

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シャンクスから熱い言葉を受け取ったと同時に
ステージの幕が上がった

Aの真っ赤な顔は光と共に消え
マイクを持ったウタが歌うために口を開いた

観客はこんな小さい子が？とザワザワしていたが
ウタが歌えば全員がトリコになった

ステージ上にはウタを囲むように演奏家が数人程
指揮者がウタの目の前にいた

心地よい歌声に目を瞑っていると、
とある1人の男性が歌い終わったウタの元に来た

「素晴らしい！！」

「あ、ありがとう、、？」

「親御さんは？」

「あのひと！！」ウタが指を指すと
男性は一礼をしこっちへ来るようにと手招きをした

「あなた方がこの子の…」

「俺はシャンクス。
いや、コイツは俺の恋人なんだ」

『どうも、Aです』

「あたしはウタよ！
赤髪海賊団の音楽家なの！」

「ねえウタちゃん！もう一曲歌ってー！」

「で、でも…」

「いいじゃねえか、こんな機会今日しかねえぞ
聞かせてやれ」

「分かった！いいよ！」
ウタは観客に手を引っ張られながらまたステージ上で
歌を披露し始めた

「いやぁ…ウタの歌は素晴らしかった！
世界に通用する歌だ、、

どうだろう？
エレジアには優れた才能を持つ音楽家が沢山居る
ウタを、歌い手として育てさせてくれないか！」

Aが想像した通りの質問にシャンクスは驚いていた

「俺もウタの歌は世界に通用すると思っている

一度ウタに聴いてみるよ」

「ありがとう…ほんとうに！
あぁ自己紹介が遅れた、、

私はこのエレジアを納めるゴードンという者だ」